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東日本漢語教師協会と中日翻訳家協会が日中国交正常化45周年記念講演会
2017-04-05 18:07:09   From:篠原功   コメント:0 クリック:

東日本漢語教師協会と中日翻訳家協会は、3月21日午後2時から日本大学経済学部7号館で日中国交正常化45周年記念講演会を開催した。


徐一平教授


呉川教授
  
東日本漢語教師協会と中日翻訳家協会が日中国交正常化45周年記念講演会
 
北京外語大教授の徐一平氏が「日中翻訳からみた言語と文化の問題」で講演
 
 東日本漢語教師協会と中日翻訳家協会は、3月21日午後2時から日本大学経済学部7号館で日中国交正常化45周年記念講演会を開催した。講演会は慶応大学教授で東日本漢語教師協会事務局の段瑞聡氏の司会で始められ、日本大学教授で東日本漢語教師協会会長の呉川氏が開会の辞を述べ、中国大使館公使参事官の胡志平氏が挨拶した。なお、この講演会は関心が高く、用意した教室に入り切れない人たちが集まった。
 
◆日中翻訳に強い関心、会場は溢れ返る
 
 東日本漢語教師協会会長の呉氏は、これまで多くの関係者に支えられてきたことに感謝の言葉を述べるとともに翻訳のポイントについて語った。まず、「日本と中国は漢字文化で似ているから直訳しがちになり、勘違いしやすい」と前置きし、具体的に同形異義語、名詞、動詞、和歌、俳句などについて触れ、「原文の意味やリズムに近づけるように訳さなければならない」と述べた。また、中国でも人気がある村上春樹氏の最新長篇『騎士団長殺し』の翻訳が始まっているとし、「これが新たな翻訳のきっかけになるのではないか」と語った。
 今回、2つの講演会が行われた。一つ目は北京外語大学教授で中国日本語教育学会名誉会長の徐一平氏が「日中翻訳からみた言語と文化の問題」と題して講演を行った。徐氏は、最初、受賞した日本の小説の中国語訳を示し、翻訳のあり方について語った。
 また、2002年から11年までに日本の小説で中国語に翻訳された出版物は800タイトルに上るとし、コンテストや受賞状況について紹介した。さらに徐氏は「言語の翻訳可能性と文化の翻訳不可能性」について具体的な事例を示しながら解説。「ある人は翻訳について『黄金の鎖』といったが、文化の伝播から翻訳が始まり、異なる文化を繋ぐという意味で『黄金の鎖』といってよい」と結論付けた。
 また、徐氏は中国での翻訳の起源や、その後の進展、さらに課題などに触れながら、「翻訳には文化と言語が関わっている」とし、その具体的な事例を挙げながら再び「翻訳は文化と言語から存在しているものである」と強調した。
 この後、東洋大学教授の続三義、中日翻訳家協会会長の金暁明、広島大学教授の盧涛の各氏がコメンテーターとなり、さまざまな意見を述べた。


胡志平公使参事官


塚越義幸教授


コメンテーター


コメンテーター


熱気あふれた会場
 
◆「翻訳には文化と言語が関わっている」
  
 二つ目の講演は、國學院大學栃木短期大學教授の塚越義幸氏が「『微型小説』の翻訳と中国語教育への活用」と題して講演。大東文化大学教授の高橋弥守彦、東京工科大学教授の陳淑梅、明海大学教授の劉勲寧の各氏がコメンテーターとなり、意見を述べた。最後に東日本漢語教師協会副会長で元國學院大學教授の渡邊晴夫氏の閉会の辞で、熱気にあふれた講演会が終了した。
 
 

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