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「ベスト・ファーザー賞」授賞式開く
2013-06-12 10:41:44   From:人民日報海外版.日中新聞日本語版 第563号   コメント:0 クリック:

32回イエローリボン賞受賞式32回イエローリボン賞受賞式「ベスト・ファーザー賞」授賞式開く家族からの「祝福ビデオ」に照れる姿も野村萬斎...

32回イエローリボン賞受賞式
32回イエローリボン賞受賞式

「ベスト・ファーザー賞」授賞式開く

家族からの「祝福ビデオ」に照れる姿も
野村萬斎氏、親子2代での受賞に

 さる6月5日、都内パレスホテル東京において、今年で32回を数える「2013 ベスト・ファーザー イエローリボン賞」の発表・授賞式が開催された(主催:一般社団法人 日本メンズファッション協会、日本ファーザーズディ委員会、後援:経済産業省、文部科学省)。各界を代表する「素敵なお父さん」に贈られる同賞の選考も今回で32回を数え、今年は、政治経済部門では(株)ベネッセホールディングス代表取締役社長である福島保氏が、また学術・文化部門では狂言師の野村萬斎氏が受賞したほか、芸能部門からは俳優の生瀬勝久氏とタレントの土田晃之氏、そしてスポーツ部門では海洋冒険家である白石康次郎氏の計5名が選ばれた。また同日発表された「ベストネクタイスト賞」には、福島氏と土田氏が受賞、それぞれ記念の盾と副賞が贈られた。受賞にあたって披露された家族・友人からの受賞を祝う「ビデオレター」を観た各受賞者は、照れながらも異口同音に「賞」に恥じない父親として頑張っていく、と語った。なお、同日催された「似顔絵作文コンクール」表彰式並びにチャリティ寄付では、「似顔絵の部(お父さんの似顔絵)」で文部科学大臣賞を受賞した湯浅聡一郎君(徳島県)が家族で登壇、表彰されたほか、同じく「作文の部(お父さん絵の作文)」で文部科学大臣賞を受賞した鬼塚君枝さん(福岡県)が登壇、父親の思い出を語った。またチャリティ寄付では「あしなが育英会」並びに財団法人 全国里親会へそれぞれ寄付が行なわれた。
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 1982年にスタートした「その年、最も素敵なお父さん(ベスト・ファーザー)」に贈られる「ファーザーズ・オブ・ザ・イヤー(イエローリボン賞)」も今回の開催で32回を数え、今年も各界から「素敵なお父さん」たち5名が選ばれた。

 会の冒頭、主催側を代表して、一般社団法人 日本メンズファッション協会(MFU)理事長である八木原 保氏が登壇、挨拶した。八木原氏は満場となった会場内に向けて改めて感謝の言葉を述べると、続けてベスト・ファーザー賞の由来と狙い、その意義について語り「今年の『父の日』は第3日曜日。6月16日が父の日になる。日ごろから家族のために頑張っている『お父さん』へありがとうという感謝、あるいは親子、家族のコミュニケーションが更に増してくれればたいへん嬉しい」と語った。

 続いて、来賓を代表して経済産業省より大臣官房審議官である渡邊宏氏が登壇、挨拶した。渡邊審議官は「心から受賞者の皆さんにおめでとうと申し上げたい」「32回という長きに渡り、『父の日』といえば『ベスト・ファーザー賞』と、ここまで育んでこられた関係者の方々に心から敬意を表したい」と語ると、「今まさに、日本に求められてのは、政府が取り組む成長戦略とともに、『世の中をどう良くしていくか』ではないか、と思う。改めて『父の日』、親子・家族の絆について思いを寄せる機会となり、大変重要な、意義深い賞だと感じている」と語った。

 その後、会は「似顔絵作文コンクール」表彰式からスタート。絵の部門で文部科学大臣賞を受賞した徳島県の湯浅聡一郎君は両親、そして妹と一緒に壇上へあがった。また、「作文の部」で文部科学大臣賞を受賞した鬼塚君枝さんは、受賞の感想を尋ねられ、「すぐに父の墓前に報告しにいった」と思いを語った。

 今年のベストファーザー・イエローリボン賞は、政治経済部門は(株)ベネッセホールディングス代表取締役社長である福島 保氏。学術・文化部門では狂言師の野村 萬斎氏。芸能部門からは2名、俳優の生瀬 勝久氏とタレントの土田 晃之氏が選ばれたほか、スポーツ部門では海洋冒険家である白石 康次郎氏が選ばれた。
 会場では各人から受賞後の感想が語られたが、その折、サプライズとして家族や友人からの「受賞に寄せたビデオレター」が公開され、「素敵な父親」が一様に照れる姿が印象的だった。

 また政治・経済部門で同賞を受賞した福島氏がマイク前に立つと、ベネッセのマスコットキャラクターである「しまじろう」と「たまちゃん」「ひよちゃん」が応援に駆けつけ、改めて同賞の受賞を祝った。
 今回、親子2代での受賞となった野村萬斎氏。03年、氏の父親であり、師匠である野村万作氏が同賞を受賞した時のエピソードを披露。また「良い父親であるには健康であらねば」と語った。
 芸能部門から選ばれた俳優の生瀬 勝久氏とタレントの土田 晃之氏。両氏とも「今日の受賞はここだけの秘密」と語る。生瀬氏は「芝居を演じる際、『良き父親』という先入観はあまりよろしくない」。また土田氏は「今日の受賞は妻には内緒。ばれたら『何故受賞できたのか』と批判されそう」と、照れ隠しもあってか、冗談を交えて受賞の感想を伝えた。
 26歳でヨットによる単独世界一周を達成、海洋冒険家として名高い白石氏。家族からの受賞を祝うビデオレターを見ながら、照れくさそうに同賞の受賞を喜んだ。
 なお、ベストファーザーを代表して白石氏から財団法人 全国里親会へチャリティ寄付が贈られた。目録を受け取った全国里親会の星野崇会長は「今、5000人の子どもたちが里親の下で育てられている。最近は虐待を受けた子どもたちが増えており、その子たちを育てるのに、里親たちも研修を受け、研鑽を続けている」「本日はこうしてベストファーザーから寄付を頂いた。一人一人がベスト里親になれるよう、頑張っていきたい」と思いを語った。 
  

第32回イエローリボン賞受賞者

■政治・経済部門 
福島保氏 (株)ベネッセホールディングス代表取締役社長

■学術・文化部門
野村萬斎氏 狂言師

■芸能部門
生瀬勝久氏 俳優
土田晃之氏 タレント

■スポーツ部門
白石康次郎氏 海洋冒険家

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