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東京大薪能
2013-06-12 12:22:10   From:sinohara   コメント:0 クリック:

NPO法人世界芸術文化振興協会日本カンボジア友好60周年記念「東京大薪能と薪カンボジア舞踊」【リード文】 日本カンボジア友好60周年記...


 

NPO法人世界芸術文化振興協会

日本カンボジア友好60周年記念
「東京大薪能と薪カンボジア舞踊」

【リード文】
 日本カンボジア友好60周年記念「東京大薪能と薪カンボジア舞踊」が5月15、16の両日、午後6時から東京都庁都民広場で開催された。15日は午後6時から入門能楽鑑賞講座、能「井筒」、狂言「茶壷」、能「土蜘蛛 千筋之伝」などが演じた。第二夜として16日にはあいにくの雨の中だったが、午後6時から「薪カンボジア舞踊」が行われた。なお、主催者はNPO法人世界芸術文化振興協会で、外務省、文化庁、東京都が後援、カンボジア王国政府、駐日カンボジア王国大使館、駐日エジプト・アラブ共和国大使館、産経新聞社などが後援した。

【本文】
 「東京大薪能」は今年で15回目。例年は夏頃に行なっていたが、今年は都庁の改装工事のため時期を早めて初夏の開催とした。さらに今年は日本カンボジア友好60周年を記念して「薪カンボジア舞踊」。カンボジアからトッププロの舞踊家十数人を招き、7種類の伝統舞踊を披露した。
 能楽を無料で公開する「東京大薪能」は1998年の第一回以来、東京の夏の風物詩として毎年都民に親しまれてきた。第1回から第13回まで宝生流による演能だったが、公益性を高め、能楽を広める公平性を鑑みて昨年から五流(観世・宝生・金春・金剛・喜多)持ち回りとなった。

半田晴久氏が「入門能楽鑑賞講座」
ユーモア交えて日本の伝統文化解説

 これは日頃、能楽に親しみのない一般の人に五流の能を鑑賞してもらうことが、能楽界全体の振興につながるとの考えから。特に若い人がこの薪能をきっかけに能楽に興味を持ち、能楽堂に足を運び、自分でも謡や能を習ってみようと気持ちを動かすことができれば、能楽界を支える裾野が広がり、ユネスコの無形文化遺産である能楽が脈々と次世代へ受け継がれていく一助になればとの期待を込めた。
 前回は観世流梅若万三郎家による演能だったが、今年は金剛流となった。世阿弥誕生650周年を記念し、金剛流26世宗家が能「井筒」のシテを務めた。能「土蜘蛛」は派手な独特の演出が特色。さらに今年は演能の先立ち、冒頭の1時間を「入門能楽鑑賞講座」と題して半田晴久氏が中国国立セッコウ工商大学日本文化研究所教授として、また、東南アジアテレビ局解説委員長の立場から、中国人やカンボジア人に能楽を解説してきた経験に基づき「能を面白く見る三大ポイントと2つの理解」「演目の鑑賞ポイント」を事前にわかりやすく、ユーモアたっぷりに説明して大好評だった。
 

 

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