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武術学校校長 留守番児童を積極支援 学費・教材費を無料
2013-06-24 16:42:02   From:人民日報海外版.日中新聞日本語版538号   コメント:0 クリック:

河南省鄭州市登封市にある私立の寄宿制武術学校が全国の留守番児童1000人を無料で受け入れる募集活動を行っている。対象者の年齢は6歳...
河南省鄭州市登封市にある私立の寄宿制武術学校が全国の留守番児童1000人を無料で受け入れる募集活動を行っている。対象者の年齢は6歳から14歳で、職業技術専門学校中等部の卒業扱いになる学年まで進級できる。学費や教材費などは学校側が負担し、就職先も本人の希望を極力尊重した紹介を行う予定だという。
 登封市にある同校の現在の生徒数は3000人前後。校内には小学校、中学校、職業技術学校中等部が設置されている。
 釈永帝校長は「出稼ぎ子女の力になりたい」と語る。「留守番児童は両親が傍にいないので、愛情を受けにくい。それならば我が校で学ぶのも良いだろうと思った」。新たに受け入れた留守番児童が負担する費用は月々の食費のみだという。
 学校の運営費は政府の補助や一般の寄付などに一切頼っていない。今回の募集の前には経費について職員たちとも話し合ったが、学校の財政に大きな負担はないという。「大まかに計算したが、1000人受け入れても20クラス増やして教師を30人、コーチを20人、管理員を5~6人増員すれば良いだけ。年間でも120万元前後で済むだろう。これぐらいならば校内で賄える」
 同校は創立以来18年間、留守番児童や孤児を多数受け入れて学費の減免を適用してきた。生徒たちは学校を家のように感じながらのびのびと学ぶ。孤児だった龍君(16歳)は3年前に校長の意向で受け入れられ、学費も学用品も食費も全額を免除された。「先生は本当に僕を気にかけてくれるし、クラスのみんなも優しい」
 釈校長によると、今回の募集は開始からわずか1日で100件以上の問い合わせが来た。「私の力など微々たるものだが、この努力を通じて留守番児童への関心を高めてくれるよう社会全体に訴えたい。彼らへの愛情を自分の手から伝えて行きたい」
 

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