「アーユルヴェーダ」普及で記者会見
2013-10-04 09:42:28 From:日中新聞 コメント:0 クリック:
スリランカの自生医療省副大臣 バンダラナイケ 先生 「アーユルヴェーダ」普及で記者会見 スリランカの自生医療省副大臣 バンダラナイ
スリランカの自生医療省副大臣 バンダラナイケ 先生
「アーユルヴェーダ」普及で記者会見
スリランカの自生医療省副大臣 バンダラナイケ
バンダラナイケ副大臣によると、「スリランカ・アーユルヴェーダ」施術を行なうには、自生医療省・アーユルヴェーダ局認定の教育機関で、最短でも1年間、勉強・研修する必要がある、と話す。研修を受けていない人が施術している、あるいはそうした人を雇用、施術している企業が日本で急増している、と指摘した。
また、同会見に同席した科学事務官、ピヤール・マラシンゲ助教授からは「スリランカ・アーユルヴェーダ」に用いられる貴重なハーブ・薬樹である「コタラ・ヒンブツ」について、「(日本で)間違った知識が広がっている」と話しており、関係各位に向け早急の是正を求める、と訴えた。
◆◆
日本で正しい施術普及を
無認可施術の撲滅が急務
今年の9月21日・22日の両日、都内渋谷区にある代々木公園では、第10回となる「スリランカ・フェスティバル」が開催された。日本とスリランカの友好イベントに参加したスリランカ自生医療省のパンドゥ・バンダナイケ副大臣は、9月25日、都内新宿区にあるホテルで記者会見を開いた。雑誌記者ら10名弱が出席した会見は「我が国のハーブ・薬樹の日本市場での販売拡大並びにアーユルヴェーダ施術の正しい普及について」。
その骨子だが「スリランカのアーユルヴェーダ施術が日本で人気を集め、施術を営業する会社が多く誕生しているが、この施術を行なうには、自生医療省・アーユルヴェーダ局認定の機関で、最短でも1年間学ぶ必要がある」、「スリランカに自生する貴重なハーブ・薬樹である『コタラ・ヒンブツ(サラシア・レティキュレータ)』並びに『サラシア属』について、間違った情報が提供されている」「スリランカの伝統医療・施術で培われた効能を、日本企業が自身の発見として特許申請を行なっている」点。
サンスクリット語で「生命の知識」という意味の「アーユルヴェーダ」は、南アジアで広く普及する伝統医療。
日本では「『インドの』伝統医療」として知名度が高いが、源流は同じでも「『スリランカの』アーユルヴェーダ」は施術法など大きく異なるという。スリランカへ伝えられたアーユルヴェーダは、スリランカの伝統医療と融合し、独自な発展を遂げたといわれる。その特徴としては施術時に、自国内でのみ採取されるハーブ・薬樹を多用する点。
スリランカでは、1961年に「アーユルヴェーダ法」を制定。80年には「保険省」内に専門部局を開設。そして2001年には、保険省から当該部門を独立、アーユルヴェーダの保護と研究・普及に努める「自生医療省」が誕生した。長年、自国の「アーユルヴェーダ」を大切に保護・育成してきたスリランカだけに、日本で広がりをみせる「謝った知識」「施術・利用法の普及」は黙認ではない、という印象だ。
「貴重なハーブ薬樹」守れ
関係者に速やかな普及要請
スリランカ・アーユルヴェーダに用いられる希少なハーブ・薬樹である「コタラ・ヒンブツ」。WTOに登録された名称は「サラシア・レティキュレータ」というが、このハーブ・薬樹が特に注目されているのは、「血糖値の上昇抑制」「ダイエット効果が高い」ためだ。スリランカでは古くからこの効能は知られており、「コタラ・ヒンブツ」の木を削って作ったコップで日ごろから有効成分を摂取している、という。
同会見に同席した科学事務官であるピヤール・マラシンゲ助教授は「サラシア属はアジアに広く分布、およそ1500種確認されている」「スリランカのアーユルヴェーダでは、効能の高いコタラ・ヒンブツ(サラシア・レティキュレータ)しか用いない」「他の品種では、コタラ・ヒンブツと同じ効能は得られない」「スリランカでは05年より、貴重なコタラ・ヒンブツの輸出を厳しく規制している」と語る。そして、日本において「他のサラシア属でも、コタラヒンブツと同等の効能がある、といった誤った知識・情報が宣伝されている」と語る。
また「血糖値低下、ダイエットに効能のあるコタラ・ヒンブツの成分について、日本企業による特許出願も行なわれており、スリランカが持つ知的財産権が侵されている」とし、状況の改善を強く訴えた。
「アーユルヴェーダ」普及で記者会見
スリランカの自生医療省副大臣 バンダラナイケ
バンダラナイケ副大臣によると、「スリランカ・アーユルヴェーダ」施術を行なうには、自生医療省・アーユルヴェーダ局認定の教育機関で、最短でも1年間、勉強・研修する必要がある、と話す。研修を受けていない人が施術している、あるいはそうした人を雇用、施術している企業が日本で急増している、と指摘した。
また、同会見に同席した科学事務官、ピヤール・マラシンゲ助教授からは「スリランカ・アーユルヴェーダ」に用いられる貴重なハーブ・薬樹である「コタラ・ヒンブツ」について、「(日本で)間違った知識が広がっている」と話しており、関係各位に向け早急の是正を求める、と訴えた。
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日本で正しい施術普及を
無認可施術の撲滅が急務
今年の9月21日・22日の両日、都内渋谷区にある代々木公園では、第10回となる「スリランカ・フェスティバル」が開催された。日本とスリランカの友好イベントに参加したスリランカ自生医療省のパンドゥ・バンダナイケ副大臣は、9月25日、都内新宿区にあるホテルで記者会見を開いた。雑誌記者ら10名弱が出席した会見は「我が国のハーブ・薬樹の日本市場での販売拡大並びにアーユルヴェーダ施術の正しい普及について」。
その骨子だが「スリランカのアーユルヴェーダ施術が日本で人気を集め、施術を営業する会社が多く誕生しているが、この施術を行なうには、自生医療省・アーユルヴェーダ局認定の機関で、最短でも1年間学ぶ必要がある」、「スリランカに自生する貴重なハーブ・薬樹である『コタラ・ヒンブツ(サラシア・レティキュレータ)』並びに『サラシア属』について、間違った情報が提供されている」「スリランカの伝統医療・施術で培われた効能を、日本企業が自身の発見として特許申請を行なっている」点。
サンスクリット語で「生命の知識」という意味の「アーユルヴェーダ」は、南アジアで広く普及する伝統医療。
日本では「『インドの』伝統医療」として知名度が高いが、源流は同じでも「『スリランカの』アーユルヴェーダ」は施術法など大きく異なるという。スリランカへ伝えられたアーユルヴェーダは、スリランカの伝統医療と融合し、独自な発展を遂げたといわれる。その特徴としては施術時に、自国内でのみ採取されるハーブ・薬樹を多用する点。
スリランカでは、1961年に「アーユルヴェーダ法」を制定。80年には「保険省」内に専門部局を開設。そして2001年には、保険省から当該部門を独立、アーユルヴェーダの保護と研究・普及に努める「自生医療省」が誕生した。長年、自国の「アーユルヴェーダ」を大切に保護・育成してきたスリランカだけに、日本で広がりをみせる「謝った知識」「施術・利用法の普及」は黙認ではない、という印象だ。
関係者に速やかな普及要請
スリランカ・アーユルヴェーダに用いられる希少なハーブ・薬樹である「コタラ・ヒンブツ」。WTOに登録された名称は「サラシア・レティキュレータ」というが、このハーブ・薬樹が特に注目されているのは、「血糖値の上昇抑制」「ダイエット効果が高い」ためだ。スリランカでは古くからこの効能は知られており、「コタラ・ヒンブツ」の木を削って作ったコップで日ごろから有効成分を摂取している、という。
同会見に同席した科学事務官であるピヤール・マラシンゲ助教授は「サラシア属はアジアに広く分布、およそ1500種確認されている」「スリランカのアーユルヴェーダでは、効能の高いコタラ・ヒンブツ(サラシア・レティキュレータ)しか用いない」「他の品種では、コタラ・ヒンブツと同じ効能は得られない」「スリランカでは05年より、貴重なコタラ・ヒンブツの輸出を厳しく規制している」と語る。そして、日本において「他のサラシア属でも、コタラヒンブツと同等の効能がある、といった誤った知識・情報が宣伝されている」と語る。
また「血糖値低下、ダイエットに効能のあるコタラ・ヒンブツの成分について、日本企業による特許出願も行なわれており、スリランカが持つ知的財産権が侵されている」とし、状況の改善を強く訴えた。
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