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「ペットを野生化」クルミ農家は大打撃
2012-05-24 15:03:59   From:   コメント:0 クリック:

泰山病虫害防治検疫站の申衛星站長は「リスは泰山に元々生息していた生き物ではない」と語る。「人間が放したせいで棲み付くようになっただ...
泰山病虫害防治検疫站の申衛星站長は「リスは泰山に元々生息していた生き物ではない」と語る。「人間が放したせいで棲み付くようになっただけ。リスは確かに森を育てるのに一定の役割も果たしてくれる。彼らが地中に保管した木の実の一部が芽吹いて若木になるなど。しかしクルミや松の実を齧る被害もある。泰山では天敵のオオカミやヤマイヌも数が減っているので繁殖速度が早い。何日か前には事務室にも窓から入ってきた」 
 韓家嶺付近に住む侯勇さんは山でクルミ農家を営む。「1万2000本植えてあるが、リスにやられて今年の収穫は半分になった。最近はリスが多くて防げないよ。熟し始める7月の初め頃にやってきて半分ぐらいずつ齧っては捨てていくから、被害は大変なもんだ。収穫が全滅した農家もたくさんいるよ」。農家の仲間たちは壊滅的な被害を受けつつも駆除を躊躇する人が多いという。「リスは人間の友達だからと。このままではみすみすやられるばかりだ」 
 申站長によると、泰山にはびこるリスの有効な繁殖抑制方法は現段階で見つかっていない。そのため、安易に放す行為は控えるよう注意を呼びかけている。

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