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レスト・チェン監督に聞く
2013-11-01 10:53:03   From:日中新聞   コメント:0 クリック:

レスト・チェン監督に聞く 『101回目のプロポーズ~SAY YES~』  「僕は死にません!」――のセリフが流行語を生み、最高視聴

 
レスト・チェン監督に聞く  
『101回目のプロポーズ~SAY YES~』  
 
 「僕は死にません!」――のセリフが流行語を生み、最高視聴率36・7%を記録した。それはフジテレビ月9ドラマ『101回目のプロポーズ~SAY YES~』が日本では社会現象にもなった。この作品が海を渡って台湾、香港、韓国などでも放送され、大きな反響を呼んだ。このドラマを見てクリエイターを志したというアジアの制作者と共にフジテレビが3年半の歳月をかけて制作した。今年2月に中国全土で公開されると、興行収入が30億円を突破、観客動員数は660万人を記録するという大ヒットになった。日本ではすでに10月19日からロードショーとなっているが、公開に先立ち、レスト・チェン監督が来日したので、インタビューをした。  
     ◆  
時を超えて蘇る究極のラブ・ストーリー再び  
 
 ――当初、コメディタッチの展開が俎上に上がっていたようだが。  
 レスト・チェン監督 4、5年前に話題に上った。『101回目』をリメークしてラブストリーを作るということだった。その後、原作に忠実に内容を再現しようということになり、今の姿になった。  
 原作のメインシーンをいくつか残して、スト―リを組み立てた。2時間の映画版にするのに苦労したが、内装業を生業とする男性が美人チェリストにプロポーズした過程を中心に描いた。  
 今回のキャスティングは上手く出来たと思う。2人の演技力によってテレビドラマの浅野温子さんが浮かんできた。当初、テレビドラマに登場した人物を映画に登場させたいという話があり、私は武田鉄也さんを登場させることにした。  
 ――この映画で一番伝えたかったことは。  
 レスト・チェン監督  愛があればすべてを乗り越えられる。愛を信じてほしい――とのメッセージを伝えるための武田さんを登場させた。愛を信じてください。この映画を台湾、香港などで初公開したときに若い女性が涙を流した。  
 この姿を見た時に若い女性の心の底には愛が残っている。この映画を制作したことで、彼女たちが本当の自分を見つけるきっかけになったと思う。この映画はそれぞれ人によって感じ方が異なると思うが、予告篇で「SAY YES」のメロディーが流れた時に僕は中学生で初めてこのドラマを見た時のことを思い出していた。  
 ――若い人を感動させる力を持っている。  
 レスト・チェン監督  そうです。中国版の映画で中国人歌手が「SAY YES」を中国語で歌ったら、大変反響が大きく、この歌が好きになったという人がたくさん出てきた。日本の皆さん、こんな素晴らしい名作を若い私がやらせていただけた。それだけで感動して気合いを入れて制作した。とにかくぜひ映画を鑑賞してください。  
     ◆  
愛があればすべてを乗り越えられる!  
 
 最高視聴率36・7%を記録し、日本のみならずアジア各国で人気を博した大ヒットドラマ「101回目のプロポーズ」を日中合作で映画化。日本から上海に舞台を移し、婚約者を失い心に傷を負った美しいチェロ奏者と不器用だがいちずな男性の恋模様を描く。主演は、日本でも活躍する『レッドクリフ』シリーズのリン・チーリン、共演は『ハーバー・クライシス「湾岸危機」Black & White Episode 1』のホァン・ボー。オリジナル版で達郎を演じた武田鉄矢が同じ役で出演している。  
 【あらずじ】上海で内装の仕事をしているホアン(ホァン・ボー)は、99回目の見合いに失敗したある日、美貌のチェロ奏者のイエ(リン・チーリン)と知り合う。生活環境が全く異なる二人は次第に惹(ひ)かれ合っていくが、彼女には結婚式当日に婚約者が事故によってこの世を去るという壮絶な過去があった。誰かを愛するという気持ちに恐怖心を抱くイエに思いを伝えるため、ホアンは決死の行動に出るが…。  

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