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第13回世界精密鋳造会議を開催
2012-05-31 10:59:48   From:   コメント:0 クリック:

コンセプト「アジアからの変革」 世界24ヵ国から約400名参加




 

日本鋳造協会(JFSinc、会長=中谷兼武コマツキャステックス特別顧問))は、4月15日~18日、京都市の国立京都国際会館にて「第13回世界精密鋳造会議(略称WCIC)」を、欧州精密鋳造者協会(EICF)、米国精密鋳造協会(ICI)及び英国鋳造協会(cmf)との共催により開催した。
 このWCICは、1966年にロンドンにおいて第1回国際会議が開催されて以来、4年に1回の割合でヨーロッパとアメリカで交互に開催されており、これまで12回の開催実績を持つ権威のある国際会議である。
 今回の会議では、「アジアからの変革」をコンセプトに、アジア初の開催となった。日本国内をはじめ、中国、韓国、台湾、インドなどアジア諸国や米国、ドイツ、フランスなど欧米のメーカ、サプライヤー、さらにエンドユーザーを含めた世界24の国・地域から精密鋳造関係者約400名が一堂に会し、盛況裏に終了した。市場動向などの講演会や精密鋳造単独では世界最大規模の総合展示会、それと3コースによる工場見学会など盛りだくさんのイベントとなった。
 15日11時45分から展示会場入り口に隣接する「アネックスホール」にて、JFSの角田悦啓専務理事の司会のもと、WCIC実行委員会の大塚公輝委員長による附設総合展示会の開会挨拶を行い、続いてJFSの中谷兼武会長、大塚公輝委員長、EICFのGV・ファッキーニ会長、ICIのJ・マーシン会長、中国鋳造協会の張立波副理事長、台湾鋳造学会台日部門の林良清代表ら6名によるテープカットを行い、WCICの幕が開かれた。
 また、レセプションは立食形式により、18時から京都国際会館レセプションホール「スワン」にて開催された。展示会関係者や来場者を中心に300名近い参加者があり、終了予定時間の20時を過ぎても歓談の輪は続いていた。
 附設総合展示会は一般無料公開により、経済産業省、日本鋳造工学会、素形材センターをはじめ、多数の関連学会、団体の後援、協賛のもと、講演会に隣接するアネックスホールにて15日から17日まで開催された。Pratt & Whitney社、IHI、三菱重工業、川崎重工業といった精密鋳造品の主要ユーザや日立メタルプレシジョン、大同キャスティングス、IHIキャスティングスといった日本における大手精密鋳造メーカを筆頭に、ASKケミカルズ、伊藤忠セラテック、キンセイマテックなど材料、設備に関する企業が国内外から91ブース、101社が展示した。こうした展示会は、出展された企業のビジネスチャンス拡大に大きく貢献したようだ。
 
附設総合展示会には101社展示
企業ビジネスチャンス拡大に貢献
 
 出展国は、米国、ブラジル、イギリス、チェコ、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、スイス、オーストリア、トルコ、中国、韓国、台湾、インド、日本の計18カ国・地域にのぼった。
 パネル展示のコーナーでは、6大学や1国立研究機関による最新の学術展示や、広く最新技術情報の公開なども行われた。3日間の見学登録者数は約1200名であった。
 一方、16日9時から講演会開会式が行われ、中谷会長の開会挨拶に次いで、近畿経済産業局の長尾正彦局長が来賓挨拶を行った。
 講演会は16、17の両日、主要国の市場動向や、航空・宇宙、エネルギー、医療等のユーザ講演、世界の精密鋳造に関するメーカ・サプライヤーの最新技術講演が計37件行われた。
 1日目に行われた市場動向では、精密鋳造業界の世界市場の動向をはじめ、米国、欧州及びアジアの各地域の今日の市場動向が個別に紹介された。同じく、ユーザ講演では、ロールス・ロイス社、三菱重工業といった精密鋳造品を使用するユーザによるターボチャージャ、ガスタービン、単結晶タービンブレード、さらには医療用インプラントに関する最新の技術が紹介された。2日目の技術講演は、2会場に分かれて、精密鋳造に関する鋳造、材料、設備及び検査やコンピュータシミュレーションに関する最新技術の紹介がなされた。
 16日19時からグランドプリンスホテル京都「プリンスホール」にてバンケット(晩餐会)が開かれた。主催者を代表して開催準備委員長の木村副会長が英語にて歓迎の挨拶を行ったのに続いて、当初出席を予定していた京都府の山田啓二知事が所用により欠席となったため、太田昇副知事が国際文化都市・京都のPRを織り交ぜた来賓挨拶を行った。
 アトラクションに先立ち、EICFのGV・ファッキーニ氏から中谷会長へJFSが今回のWCIC開催をEICFに代わって開催したことへの記念品が贈られた。この後、中谷会長や木村副会長、大塚実行委員長、太田副知事、恒川好樹日本工学会会長、EICFのファッキーニ氏、ICIのジョン・マーシン氏、EICFのデビッド・フォード氏、中国鋳造協会の張立波副理事長、台湾鋳造学会台日部門の林良清代表らによる鏡割りが盛大に行われた。
 乾杯の挨拶をファッキーニ氏が行い、晩餐会が始まった。鏡割りは、海外からの参加者にとっては珍しいイベントだったようで、会場から盛んな拍手が送られ、好評だったようである。次いで、舞妓さんによる踊りが披露された後、会場内を回ってお酌や写真撮影サービスが行われたことから、あちらこちらで舞妓さんを囲んでの記念撮影が行われた。晩餐会は、笠井健司理事(WCIC接遇幹事)の終宴挨拶によりお開きとなった。 
 一方、工場見学会は、18日早朝に京都駅に集合して、3コース計190名が参加しバスにて行われた。
 Aコースは、日立メタルプレシジョン安来工場(島根県安来市)とキングパーツ本社工場(広島県福山市)、Bコースは、大同キャスティングス中津川工場(岐阜県中津川市)とノリタケカンパニーリミテド三好工場(愛知県みよし町)、ノリタケの森(名古屋市西区)、Cコースは、ナブテスコ神戸工場(神戸市西区)と島津製作所分析計測工場(京都市中京区)、島津創業記念資料館(同)のハイテク工場をそれぞれ見学した
 また、欧州からのWCIC参加者を対象とした中国工場見学会(2社)は、10名が参加して19日―21日に実施された。見学先は、IMPRO社第5工場(2011年4月竣工=江蘇省無錫市)と泰州金鼎精密鋳造有限公司新工場(江蘇省泰州市)の2社。                 

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