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舞劇「天夢敦煌(てんむとんこう)-シルクロードの純愛
2012-06-05 12:34:16   From:   コメント:0 クリック:

シルクロード、敦煌・莫高窟を舞台に再現!! 8月29日~31日、渋谷Bunkamuraで上演




マスコミが詰め掛けた会見場

左から陳プロデューサー
洋の東西を結び、悠久の歴史を紡いだシルクロード・敦煌。その歴史を今に伝える世界遺産「莫高窟」を舞台に繰り広げられる舞劇「天夢敦煌-シルクロードの純愛-」が今年8月29日より31日まで、渋谷Bunkamura、オーチャードホールにて公演される。2000年の初公演以来、12年に渡って上演され続けてきた人気の舞踊演劇で、その上演回数は中国の28の省市、海外6ヵ国で950回を数え、「中国舞劇の最多公演数」記録を伸ばし続けている名作だ。さる5月8日、「天夢敦煌」の主要制作スタッフの訪日を受けて、東京中国文化センターにおいて記者会見が開催された。総合プロデューサーである陳 維亜氏、舞台デザインを担当した高 広建氏、衣裳デザインを担当した韓 春啓氏が出席、「中日国交正常化40周年」を記念して日本で初公演される「天夢敦煌」への期待、夢をメディアに語った。また記者会見では、主演俳優たちがビデオレターで登場、日本のファンに向けてメッセージを贈った。
(見出し)
「東京」で「1000回上演」へ
最上級の音楽、民族舞劇を日本に
(本文)
 中国で「国家舞台芸術優秀作品」に選ばれた舞踊演劇「天夢敦煌(てんむとんこう)-シルクロードの純愛-」が初上演されたのは2000年春、北京でのことだった。1987年、ユネスコの世界文化遺産に登録された甘粛省・敦煌の仏教遺跡「莫高窟」をテーマに制作された「大型舞劇」で、伝統の民族音楽や衣裳、舞台で再現された「敦煌の石窟群」の美しさ、「中国版ロミオとジュリエット」と称される悲恋のストーリー、そしてそれらを再現し続ける国内一流の名優たち、スタッフらの尽力により、以来12年余りが経過するなか、2012年4月現在、中国の主要な省市28ヵ所で、また海外6ヵ国で延べ950回以上上演され続けてきた傑作だ。中国でこれほど再演され続けてきた大作はそれほど多くないといい、改めてその人気振りがうかがえる。
 甘粛省の「蘭州歌舞劇院」が2年の歳月を費やして築き上げた大作が日本、東京で初めて上演される。今年は「日中国交正常化40周年」。その記念事業としても注目される東京公演は、都内渋谷区にある「Bunkamura」オーチャードホールにおいて、8月29日から31日までの3日間、ダブルキャストで上演される(「莫高」役:趙 宏偉氏、孫 富博氏、「月牙」役:唐 詩逸氏、王 芸トン氏)。
 さる5月8日、同舞劇の主要制作スタッフが訪日、メディアに対して記者会見を行った。当日は同舞劇で芸術監督を務めた蘭州大劇院院長の蘇 孝林氏が司会を務める中、蘭州市宣伝部の周 麗寧副部長、蘭州市政治協商会議副主席である範 文氏らとともに、同舞劇の総合プロデューサーである陳 維亜氏、舞台美術をデザインした高 広建氏、そして衣裳デザインを担当した韓 春啓氏が出席し、日本の舞劇ファンに向けて「天夢敦煌」の魅力、見所について語った。
(見出し)
敦煌遺跡に伝わる悲恋のストーリー
伝統の舞いとバレエ、現代舞踊を融合
(本文)
 同舞劇の総合プロデューサーである陳 維亜氏は、中国の10大芸術英才の一人に選ばれた著名な演出家で、08年に開催された北京オリンピックにおいて開幕式で副総監督、閉会式で執行総監督を務めたことでも知られる。また2010年に開催された「広州アジア大会」の開幕式、閉会式で総監督を務めた。記者会見の席上、陳プロデューサーは「天夢敦煌」の登場人物、時代背景、見所、そしてこの傑作が生み出されたエピソードを披露した。陳プロデューザーはこの舞劇を見た後、多くの観客方が「日本の多くの皆さんは、『敦煌』の歴史、美術に深い造詣を持っておられる。大変に好まれている、と伺っている」そして「再び敦煌を訪れ、『莫高窟』や『月牙泉』を見る時、この舞劇の登場人物の姿、その地で二人が愛を育む姿が思い浮かぶようになるのではないか」と語った。
 陳氏は「この芝居は是非日本で上演しなければ、と思っていた。完成して以来、12年に渡り、その思いは強かった。今、その思いを実現する時が近づいている」と語り、「より多くの日本の皆さんにこの舞劇が上演されることを伝えていただきたい」と続けた。
 続いて、同舞劇で舞台美術をデザインした中央歌劇院一級舞台美術設計師の高 広建氏が挨拶した。高氏は「私は26年前、大学生の頃に初めて『敦煌』を訪れた。素晴らしい芸術作品に心を打たれた。その後、99年にこの舞劇の舞台美術を担当してくれないか、と依頼された。大変光栄で嬉しく、大急ぎで舞台美術を描いたことを覚えている」と語る。そして「2000年4月、北京での初上演から12年の歳月を経て、今回日本で上演されることになった」「クリエイターは皆同じだと思うが、当時、この舞劇の舞台美術に費やした思い、気持ちは今も鮮明に覚えている。12年が経過してもなお、私がこの舞劇につぎ込んだ思いは強く残っている、と思っているし、その舞台美術を通じ、日本の皆さんにその情熱が、敦煌芸術の素晴らしさが伝われば大変に喜ばしく思う」と続けた。
 衣裳デザインを手がけた韓 春啓氏は国家一級の服飾デザイナーであり、北京舞踏学院芸術デザイン系主任教授、研究生指導教官を兼任する英才の一人。韓氏は記者会見で「今回の舞劇は1000年に及ぶ敦煌芸術が結集されている。その舞劇が、これまで1000回近くも国内外で上演されてきた、ということは、その制作に関わった我々にとっても、また創作に関わるもの、クリエイターにとっても、まさしく『理想像』と言える作品だと思う」と語り「この舞劇の物語は人間の純粋な愛情を描いている。人間であれば、国や文化は違っても、その純粋な愛の姿に心を打たれ、その気持ちが広がり、平和に繋がっていくように思う」と語った。
 その後、舞台の公演期間であることから、訪日を果せなかった俳優4名がビデオレターで記者会見に参加した。「莫高」役を務める趙 宏偉氏と孫 富博氏、そして「月牙」役を務める唐 詩逸氏、王 芸トン氏がそれぞれモニターからメディアに向けてその魅力を伝えたもので、いずりも敦煌芸術の素晴らしさ、そして舞劇を通じて、その魅力が少しでも多くの観客に伝わることを目指し、最大限の努力で8月の舞台を成功させたい、と語った。
 会見ではその後、質疑応答へと移行、「舞劇」の魅力や、日本での初公演を控えての気持ち、今後の展開などについて質問が寄せられると、陳プロデューサーは「東京」での公演期間中、上演回数「1000回」を達成できる見込みであることなども改めて披露した。
(見出し)
「敦煌」をテーマに紡がれた大作
海外6ヵ国で延べ102回上演
(本文)
※ストーリー紹介
 4幕構成で上演される「天夢敦煌-シルクロードの純愛-」は、優美な伝統音楽を元に作成された創造性豊かな交響楽と、伝統的な舞いとバレエ、現代舞踊を融合・構成した舞踊演劇。04年に舞台の最高賞である「中国国家舞台芸術精品プログラムのランキングトップ」に選ばれた。初公演時の制作費は600万元(約7800万円)で、中国で最も高額の制作費が投じられたことでも知られている、という。中国内の主要省市28ヵ所をはじめ、05年はオーストラリアで初となる海外公演を成功させ、以降はフランス、ベルギー、オランダ、スペインで上演、以来海外での上演は102回を数える。
◆◆
 20世紀初頭の敦煌の仏教遺跡「莫高窟」。石窟の番をしている道士が大量の古文書を発見する。その中の一巻を紐解くと、そこにはシルクロードを舞台とした「ある愛の伝説」、鳴沙山に伝わる「莫高窟」と「月牙泉」の話が記されていた。
 芸術の都として名高い敦煌を目指す青年画家「莫高(モウガオ)」。旅の途中、広大な砂漠のただ中で行き倒れ、瀕死の中で「まぼろしの飛天」の姿を見る。そこへ凱旋してきた軍隊が通りががり、若武者の一人が莫高へ自身の三日月形をした水筒を投げ、代わりに莫高が大切に抱える絵巻物を持ち去る。若武者の正体は大将軍の愛娘「月牙(ユエヤア)」だった。そして、洋の東西を結ぶシルクロードの要衝としてにぎわう敦煌の街中、二人は出会い、恋に落ちていく。その後、身分違いの恋、父親の強引な結婚話と逃亡。そして追ってきた父の兵たちと戦い、愛のために命を落とした月牙の亡骸からは泉が湧き出て「月牙泉」となり、その泉の水で絵筆を潤した高莫は、石窟の壁に美しい「飛天」の姿を描くのたった。

【月牙泉】敦煌市の東南に位置する鳴沙山(めいさざん)の麓にある泉で、三日月(月牙)の形をしていることからその名が付いた、とされる。かつて、湖の面積は現在の5倍あった、といい、2000年の歳月を重ねる中で、未だ絶えることなくわき続ける泉として知られている。
 
【莫高窟】甘粛省敦煌市近郊の仏教遺跡で、鳴沙山の東の断崖に南東に1600メートルにわたって彫られた洞窟群。「莫高窟」「西千仏窟」「安西楡林窟」「水峡口窟」など延べ600あまりの洞窟があり、その中には2400を越す仏塑像が安置されている。「五湖十六時代」、敦煌が前秦の支配下にあった時期の355年、366年に作られはじめたといい、「元」の時代まで1000年に渡って掘り続けられた。  
 

■日中国交正常化40周年記念事業
舞劇「天夢敦煌(てんむとんこう)-シルクロードの純愛-」
●日時=8月29日(水曜)~31日(金曜)14:00~、19:00~ 計3回上演
●場所=Bunkamuraオーチャードホール(渋谷区)
●内容=舞踊演劇:蘭州歌舞劇院
●主催=中国甘粛省人民政府、蘭州市人民政府
●後援=中国駐日本国大使館、人民日報、日本経済新聞社、(公社)日中友好協会、日本国際貿易促進協会、日本中国文化交流協会、日中友好議員連盟、(財)日中経済協会、(社)日中協会、(公財)日中友好会館
●協力=秋田市、東京中国文化センター、中国青年旅行社東京支社、Bunkamura、(公財)都民劇場
●企画制作=大夢敦煌メディア、ロレンア、楽戯社舎
●参加費用=S席:10500円、A席:8500円、B席:6500円
●チケット扱い=Bunkamuraチケットセンター、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、公演事務局ほか。
●問合せ先=公演事務局(楽戯舎内)
TEL:03-5281-8066
 

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