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観光振興懇話会「新春賀詞交換会」
2014-02-05 17:57:37   From:日中新聞   コメント:0 クリック:

大島会長一般社団法人観光振興懇話会 「新春賀詞交換会」で観光活性誓う  一般社団法人観光振興懇話会(会長:大島利徳)は、このほど都


大島会長  
 
一般社団法人観光振興懇話会  
「新春賀詞交換会」で観光活性誓う  
 
 一般社団法人観光振興懇話会(会長:大島利徳)は、このほど都内のホテルで新春賀詞交換会を開催した。新年会には旅行・観光・ホテル・旅館から多数の関係者が参加した。大島利徳会長が新年の抱負を語った後、来賓を代表してJR東日本㈱顧問の松田昌士氏、国土交通大臣政務官の坂井学氏が挨拶。目黒雅叙園㈱代表取締役会長の梶明彦氏の乾杯の発声で和やかに懇談を行った。  
 
大島会長が新年の抱負を語る  
「ASEANから観光客誘致を」  
 
 最初に挨拶に立った大島利徳会長は、昨年訪日外国人は1125万人に達したことを報告し、「少子高齢化時代を迎え、私どもは日本の復活をキーワードに活動してきた。私どもはホテル・旅館業を中心の組織体として多くの外国人観光客を日本に呼び込んでいくという目標を持って幅広く会員を結集してきた」と経過を述べた。  
 その上で大島会長は「今後、訪日観光客を拡大させるための方策として東南アジア諸国のテレビ局を招聘して日本の有名観光地を取材していただき、それぞれの国に戻って放映していただくという企画を立てている。私どもはそのお手伝いをしていきたい」と述べた。  
 また、「韓国、台湾からは年間450万人近い観光客が訪日している。特にチャーター便を飛ばして北関東にこれらの地域の多くの外国人観光客を誘致したい。それで弾みをつけて東北、北海道にも多くの観光客誘致のために積極的に取り組んでいきたい」と強調した。  
 このほか「ASEAN各地の繁華街の一等地に100へ―ベーの巨大TV画面を設置し、東京の観光名所の情報を流す計画も企画しているところ」と述べるとともに、「関係官庁にはビザ要件緩和に前向きに取り組んでいただき観光客誘致の大きな原動力にしていただきたい」と要望した。  
 また、中国人観光客の誘致については戦略的互恵関係の精神に則り、推進策を強化するとともに、訪日客の増加を図っていきたい。「中国人は多く人が海外旅行を楽しんでいる。20年にはその規模が1億5000万人に上るだろう。さまざまな施策を積極的に実施し、近い将来には訪日客を3000万人にできるようその一翼を担いたい」と述べた。  
 
JR東日本松田昌士氏が挨拶  
「日本は自国の歴史の精査を」  
 
 来賓を代表して最初に挨拶した国土交通大臣政務官の坂井学氏は、昨年、訪日外国人観光客が1000万人を突破したことを報告し、「官と民が一体となり、知恵・行動力・バイタリティ・エネルギーを発揮して観光振興を図っていく必要がある。内閣の観光立国推進閣僚会議では20年を目標に障害となっている規制をすべて洗い出し、観光振興を図っていきたい」とし、具体的には ①ビザ要件の緩和 ②災害時の安全確保  ③観光インフラの多言語拡充 ④公衆無線LAN拡大 ⑤出入国緩和――に取り組んでいきたいと述べた。  
 また、「2020年に東京オリンピックが開催される。観光庁、外務省、法務省、経済産業省が課題解決のために積極的に取り組んで、新たな一歩を踏み出していきたい」と決意を述べた。  
 また、JR東日本顧問の松田昌士氏が挨拶した。  
 松田顧問は「日本人が海外を観光するときに最も危険なのはスキができること。知らない国へ行くときはその国の実情をよく調べて行ってほしい。一方、外国から訪日客を迎えるときは日本の文化を押し付けるのではなく、日本の良さを見てほしいという気持ちで接してほしい。日本は長い歴史を持った文化を見せることが重要。さらに日本は日本史を精査することに力を入れるべきだ。自国の歴史をしっかり教えないのは文明国として価値がない」と述べた。  
 また松田氏は「北海道稚内市には江戸後期にロシアの南下を防ぐため、会津藩と薩摩藩の武士を派遣したが、食料が尽きて餓死した。後にその遺骨集めを行い、慰霊の塔を作った。その前を観光バスが通るが、止まることはないし、ガイドから慰霊塔の説明もない。誰がロシアから日本を守ったのか。先人の歴史を掘り起こし、見ていただくことが大切だ」と結んだ。  

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