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京劇『覇王別姫』漢楚の戦い
2014-05-24 17:58:00   From:   コメント:0 クリック:

梅蘭芳生誕120周年記念事業



 日本経済新聞社、特定非営利活動法人京劇中心は5月30日から6月8日まで東京芸術劇場プレイハウスで「京劇『覇王別姫』漢楚の戦い」を上演する。この京劇は梅蘭芳生誕120周年記念事業。チェン・カイコー監督の映画『さらば、わが愛 覇王別姫』で一躍世界の注目を浴びた京劇の伝統演目『覇王別姫』を天津京劇院最新の演出で上演する。なお、人民日報が共催。ANA、新菱冷熱、TOSHIBAが特別公演。外務省、中国大使館、東京中国文化センター、日中友好協会などが後援している。

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 「京劇『覇王別姫』漢楚の戦い」は、百戦百勝の楚の項羽に対し、弱小の漢の劉邦は友軍を集め逆襲する。追い詰められていく項羽と愛妾虞姫との壮絶な愛の形を描く――

 紀元前206年秦が滅亡して天下の乱れる中、優勢を誇ったのは楚の貴族の末裔・項羽。百戦百勝の武勇を誇る「覇王」である。一方、弱小だった漢の劉邦も友軍を集めて勢力を拡大しつつあった。

 度重なる戦闘の末、両者は、一度は和議を結んだが、劉邦は無敵の項羽を追い落とすには今しかないと判断する。そして知将韓信の提言により、項羽の陣営に投降を装った李左車を遣わし、項羽軍の出陣を促すという罠をしかける。項羽は李左車の献策を容れて翌日の出兵を全軍に命じた。

 戦場でも項羽のそばを片時も離れずに支える愛妾・虞姫は援軍を待つように進言するが、もともと自らの強さを過信する項羽はあえなく敵の術策に落ち、九里山に追い込まれ垓下の砦に包囲されてしまう。

 初めて負け戦から幕営に帰った項羽を虞姫は優しく出迎える。項羽は「これは天が楚を滅ぼそうとしているのであり、戦に負けるのではない」とうそぶく。四方八方から楚の歌が聞こえてきて別れの時を予感する項羽と虞姫。虞姫は今生の別れに心を込めて剣舞を舞う。

 項羽は黄斉峰(国家一級俳優)、虞姫は王長君(国家一級俳優)を演じる。ちなみに梅蘭芳と『覇王別姫』は、20世紀京劇の改良に生涯を捧げた梅蘭芳(1894~1961)は彼を取り巻くブレイン集団を中心に多くの創作や古典の改編を行ったが、『覇王別姫』は伝統演目に手を加え、虞姫像に新たな魅力を与えた作品である。1922年北京での初演は、項羽役を当時武生の大スターだった楊小楼が務め、以後は虞姫は梅蘭芳の持ち役となった。

 天津京劇院は、天津市京劇団(1956年成立)、天津市京劇三団(1970年成立)が合併して1955年に創設された。2006年に国家重点京劇院に認定され、同年国家非物質文化遺産(無形文化財)保護機関に認定された。

 異なる流派の数多くの演目を継承し、その実力と優れた技芸・文武は特色あふれ、豊富なレパートリーで全国各地、世界各国で文化交流を行い、友好関係を促進している。

 なお、大阪公演が6月14日NHKホール、6月15日に愛知県芸術劇場大ホールで開催する。問合せ先=京劇公演事務局03―5281―8066(楽戯舎内)。


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