一衣帯水 河南書画家東京特別展
2014-06-26 16:44:59 From: コメント:0 クリック:
さる6月16日から20日にかけて、都内港区の東京中国文化センターにおいて「一衣帯水 河南書画家東京特別展」が開催された河南省に活躍の舞台を置く著名な書画家らによる作品展で、同展開催に合わせて河南省書画院の謝氷毅院長を団長とする訪日団12名が来日したもの。16日には開幕式典も開かれ、来賓として中国駐日本国大使館より呂小慶参事官、社団法人日中協会の白西紳一郎理事長が登壇、書画展の開催を祝ったほか、日中新聞社代表取締役社長である韓暁清氏がマイク前に立ち改めて祝意を伝えた。
著名な書画家ら12名が来日
友好交流・相互理解促進に
6月16日、東京中国文化センターではこの日より始まった「一衣帯水 河南書画家東京特別展」の開幕式典が開かれていた。
会の冒頭、来賓を代表して中国駐日本国大使館より呂小慶参事官がマイク前にたち挨拶した。
呂参事官は中国語で作品を展示した作家各位に祝意を伝えると、「本日は、長年中国と日本との良好な関係作りに努めてきた多くの『老朋友』が駆けつけてくれた」「中日関係は2010年頃から厳しい関係が続いている。12年から昨年末まで領土問題で難しい関係が続いている」「藝術には国境はない、と思う。また作品にも国境はない、と思う」「河南省の皆さんはこの展覧会を通して、文化理解のみならず、中日友好の長い歴史を伝えてくれると期待している」と語った。
続いて、同展への日本側来賓として、社団法人日中協会の白西紳一郎理事長がマイク前に立ち挨拶した。
白西理事長は「今展は表題に『一衣帯水』と書いた。日本人はこの一衣帯水という言葉に弱い(笑)」と冗談も交えながら今展開催を祝った。また白西理事長は「かつて『日中の関係は大晦日から元旦までの関係』といった偉い政治家がいた」「1年365日ある。したがって日中の関係は近いようで遠く、遠いようで近い、と言いたかったのだろう」「私は芸術家でも文化人でもないが、以前、北京の『藝術家村』を訪ねたことがある」「展示されていた作品はいずれも高い(笑い)。商業化が進んでいるなあ、という感想を持った」「私のようなものにも、解り易い作品を希望する」と語ると、書に書かれた一節を吟じ、「こう、謡えるというのも、一衣帯水の関係かもしれない」と続けた。
瑞々しい水墨画など力作展示
日中藝術家交流の基礎作りを
その後、主催側を代表して河南省書画院の謝氷毅院長が登壇、挨拶した。
謝院長は同展開催にあたって尽力してきた関係各位に向けて深く感謝を伝えると「この展覧会は、中日両国の芸術家たちが互いに学び合い、交流し合うプラットフォームとなることを目指している」「今回作品を出品した作家たちは、いずれも河南省から来た著名な作家達ばかりだ。そのうちの多くが、中国の書画界において幅広い影響を持つ」「今回の出品作は、この展覧会のために彼らが創作した作品ばかり」「藝術に国境はない。我々はこの展覧会の成功を、中日両国の芸術家の成果としてだけでなく、中日民間友好交流のルートをさらに拡大させ、両国国民の相互理解をさらに促進するものであると信じている」と語った。
会場内では来賓として日中新聞社の韓暁清社長がマイク前にたち、日本で作品展を開催した作家たちに改めて祝意を伝えた。韓社長は「日本の文化の多くは、古来中国から伝わり、長い年月を経て日本独自の文化へと花開いていった」「日本と中国。両国は同じ文化の基礎の上で花を咲かせたと思う」「両国の文化の交わりは今も続いている。その交わりを通じて両国の間が一層身近なものになることを願っている」と語った。
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