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意気軒昂!「松鶴家千とせ」さん
2014-09-11 16:19:03   From:篠原功   コメント:0 クリック:

哀愁を込めて歌いかける『夕焼け小焼け』の替え歌漫談が突如大ブレイク。独特の和風メルヘンの世界健在!




■ソウルファッション
 千とせさんは1938年生まれ。福島県南相馬市出身。福島県立原町高校を中退後、1953年に上京。松鶴家千代若・千代菊に入門。歌手修業を積みながら理容師の免許取得というユニークな経歴の持ち主。1967年に千とせ流家元三代目松鶴家千とせを襲名。トレードマークのあごひげとアフロヘア、サングラスのソウルファッションで注目を集めた。
 千とせさんは本来、ジャズ歌手志望だった。そこでジャジーなスキャットに民謡や邦楽を融合させた独特の和風メルヘンの世界を築き上げた。客を置き去りにする芸をもっぱらとしていたが、その中から生まれたのが「俺が夕焼けだった頃、弟は小焼けだった。親父は胸やけ、お袋は霜やけだった。わかるかなぁ~わかんねぇだろうなぁ~」。哀愁を込めて歌いかける『夕焼け小焼け』の替え歌漫談が突如大ブレイクした。
 同時にこの謎かけ問答ネタは一躍流行語になった。もうひとつある。今では写真に写る時の決めポーズの定番となっているピースサインも千とせさんが流行らせた。つまり元祖というわけだ。

新大衆芸能追求の「吟遊詩人」
日本を代表するエンターティナー

■わかるかなぁ~
 1975年にシングルレコード『わかんねェだろうナ(夕やけこやけ)』をリリース、160万枚を売り上げた。さらに1976年には東映の大ヒットシリーズ『トラック野郎』第3作に「わかンねぇだろうナ」の行燈を掲げたトラック運転手ニヒル役で出演した。なお、同年、放送演芸大賞(漫談部門)を受賞している。このほか『黄色い帽子』『しあわせになれない悲しい花』などの映画に出演している。
 1990年頃、NOVAのCMでナレーションと歌を担当し、脚光を浴びる。なお、千とせさんが出演したCMは「毛神力」「日清焼そばUFO」(日清食品)「リカーワールド華」「セイコー」「サントリー」「秋本食品」「北海道イエステーション」「ピアノ・センター」「中日ビルタウン」など枚挙に暇なし。
 このほか「お笑いスター誕生」(日本テレビ)、「タモリのネタでNIGHTフィーバー!」(フジテレビ)「人類滅亡と13のコント集」(日本テレビ)などの多数のTVに出演。「ラジオは松鶴家千とせ・ひるやけラジオ」(かつしかFM)「真打競演」(NHK第一)「千とせのふり向けば演歌」(アール・エフ・ラジオ日本)など多数のラジオ番組に出演している。
■「ですます調」基本
 もともと歌手志望ということもあってディスコグラフィも数多い。「わかんねぇだろうナ(夕やけこやけ)」をはじめ、「人生達磨坂」「庄助さんブルース」「ふるさとは東京」「華鼓」「千歳川」「昭和枯れすすき」(さくらと千とせ)「みちのく物語」「千登世橋コズミック・ドライブ」「酔いどれ男のはしご酒」「いないない婆ぁ」「サムライ」「ああ手賀沼」「これからサンバ」「三千六百五十日もあるからね」などをリリースしている。

独特の和風メルヘン世界健在
中国語の「再来来」をリリース

 千とせさんはどんな人に対しても「ですます調」で話す。そんな人柄に魅かれてお弟子さんが多い。
 千とせさんと中国との関わりも深い。父親が旧満鉄に勤務(設計技師)していた。千とせさんは生まれて間もなく旧満州に移り住んだ。子どもの頃に見た、中国の美しい夕焼けが未だに瞼に焼き付いているという。そんな関係から上海のイベントに参加して歌を披露したことがある。
 1983年に「人生達磨坂」の裏面としてリリースした「再来来」(作詞・作曲:上野たけし)は当初、歌詞は日本語だけだったが、最近、㈱マイハート・プロモーション所属の上海の歌姫・小林心(こころ)さんと知り合い、中国語の歌詞を書いてもらった。現在、日本語と中国語で「再来来」をCD化(キングレコード)した。このほか千とせさんは米国やブラジルでも公演を行っている。
■26日に浅草で公演
 また、千とせさんは、近日公開予定の映画「花かんざし~下町人情物語」に居酒屋のマスター役で出演し、何ともいえない温かな人情マスターを演じている。舞台は今も昭和の匂いが残る町・武蔵新城。現代版・女寅さん?!と個性豊かな仲間たちが繰り広げる下町人情物語だ。
 さらに9月29日には午前11時30分から16時まで台東区・浅草の「木馬亭」で「松鶴家千とせ主催:超プラチナ1級品!『第6回うたとおわらい』あなたをスターに」を開催する。20人近くの歌手やお笑いタレントが出演し、ステージを盛り上げる。なお、木戸銭は3000円。
 1981年には森進一が率いた「じゃがいもの会」のパロディ「全国さつまいもの会」を東京の喜劇役者仲間と共に結成し、刑務所、老人ホーム、海外在留日系人等の慰問、阪神・淡路大震災や東日本大震災のチャリティコンサートなど、ボランティア活動にも積極的に取り組んでいる。
 新しい大衆芸能を追求する吟遊詩人であり、日本を代表するエンターティナー・松鶴家千とせさんは意気軒昂だ。
 問合せ先=千とせプロダクション 03―3850―5424 090―3102―5269

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