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「北京イベント」② 中国京劇人物画署名画家 李文培 氏
2014-10-30 15:19:10   From:   コメント:0 クリック:

美術の基本的要求「親善美」 日本の伝統芝居鑑賞にも注力

 李文培氏はさらに京劇人物画の真髄について言う。 「美術の基本的な要求は真善美です。真善美は統一体です。たとえば、意気軒昂は一つの美とすれば、水のような滑らかさも、またユーモアや風刺も一つの美です。小さな例を挙げると、京劇の中『醜』の役柄は『醜』として実際は醜くありません。『醜』はトリックが持っているので、劇中で欠かせない存在です。だから私は『醜』を描く時にその顔に豆腐のかたまりをつけ、人物を生き生きとさせます」
 「作品作りに没頭すると長い夜も短く感じます。絵筆と言葉を使って表現するより、何かを悟ったほうが難しいです。創作時間があっという間に過ぎてしまうと痛感します。たくさんの画を書きましたが、本当に悟ったのは一瞬のことで、それを掴むために如何に絵筆を走らせるか。そこが私にとって実に気持ちの良いことなのです」と語る。
 李文培氏は東京、名古屋、ハワイなどで個展を数回開催し、各国の芸術家と交流を深め、友情を結んだ。ハワイで個展を開いた時、地元政府は絵画展を開幕した日を「李文培デー」に決めた。中国の伝統文化へ多大な敬意を払い、大いに尊重したのである。別の見方をすれば顕彰の証しとなったのである。日本滞在中、李文培は日本の伝統芝居の公演鑑賞にも力を注いだ。その際、常に役者の見事な動きを絵筆で再現しようとする。これは中国文化と日本文化の交流の新たなきっかけとなる。

伝統を継承し、文化を進化
常に新しい表現手法に挑戦

 「私達は海外に出て、異文化に触れる時、伝統的な文化が自分達の根っこであることを強く認識させられます。中国の伝統文化に誇りを持つようになります。文化が大きく発展した今日、中国人として自国の伝統文化の優れたところを大切にし、伝統文化の魅力を発揚するのは私達芸術家の使命だと思います」と李文培氏は強調する。
 「貴妃酔酒」は京劇の名優・梅蘭芳の名曲により作られた短編水墨アニメだ。わずか5分だけ作品だが、京劇と水墨アニメーションの完璧な結合と創新によって生み出された作品といってよい。李文培氏は水墨京劇人物画をアニメ化し、耽美で詩的で絵画のような美しさを表現した。特に水墨京劇アニメーションは初めての試みと言われている。
 今回の革新的挑戦について李文培氏は「このアニメ作品は大きな反響がありました。大人から子供にまで幅広く支持され、好かれています。中国伝統文化をアニメーションにしたことは、最先端の芸術表現と伝統的な芸術表現を融合させた、実に斬新な試みだった」と声を弾ませた。
 この試みは、伝統文化の継承と同時に、現代的な表現方法を駆使したことによって作品を現代に生き生きと蘇らせた。そのことによって伝統文化が多くの人々に受け入れられることになった。
 このような挑戦について李文培氏は次のように語った。「今後引き続き新たな京劇人物画を描きます。私はずっと世界の芸術に強い関心を持ち、同時に現代的な芸術にも注目していきます。新しい技法で作品創造に挑み続け、伝統的のものに現代的のものを融合させ、新しい表現手法にチャレンジしていきます。それを具体的に作品として世に送り出していきます。楽しみにしていてください」(終わり)

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