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第2回日中友好・震災復興チャリティマッチを開催
2014-12-04 16:30:58   From:日中新聞   コメント:0 クリック:

翁委員長(左)と諸橋寛子代表理事(中)新横浜スケートセンターにアイスホッケーで親善試合 さる11月26日・27日のフ日間、神奈川県横浜市


翁委員長(左)と諸橋寛子代表理事(中)

新横浜スケートセンターに
アイスホッケーで親善試合

 さる11月26日・27日のフ日間、神奈川県横浜市の「新横浜スケートセンター」において、昨年に続き第2回となるアイスホッケーによる「日中友好・震災復興チャリティマッチ」が開かれた。
 上海市に拠点を構えるチャイナドラゴンと、東北フリーブレイズが2日間にわたって試合を行なったもので、親善試合初日となる26日、横浜市国際政策室長である関山誠氏が出席、林文子横浜市長のメッセージを代読。また中鉢建設株式会社の武藤三郎常務取締役が始球式(フェイスオフ)を担当、熱戦が繰り広げられた。
 当日は「日中友好・震災復興チャリティマッチシリーズ」実行委員長で株式会社新世界商事の代表取締役である翁為栄氏から、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション(USF)の諸橋寛子代表理事へ、被災地支援の義捐金が贈られた。
    ◆◆
 JR新横浜駅から徒歩20分、「新横浜スケートセンター」内には、大勢の人々が試合の開始を待ち望んでいた。11月26日18時40分、上海市にホームを構えるチャイナドラゴンと東北フリーブレイズの練習が始まると、会場内の声援も次第にヒートアップしていく。中鉢建設株式会社の武藤三郎常務取締役がフェイスオフでパックを氷上に落とすと今年も氷上の格闘技、アイスホッケーチームによる親善試合が始まった。
 「日中友好・震災復興チャリティマッチ」シリーズと銘打たれた親善試合は、今年で2度目の開催。昨年は日本国内で中華料理チェーン「山海楼」を展開する株式会社新世界商事が中心となって動き出したチャリティマッチだが、2回目の開催となる今年は「日中友好・震災復興チャリティマッチシリーズ」実行委員会(会長:佐藤祐文全国市議会議長会会長、横浜市会議長)が活動の中心となり準備を進めてきた。日本と日本で活動する中国人らが手を携えて、親善試合の成功に向けともに汗を流してきたといい、事実、多くの企業、そして個人が日中アイスホッケーチームによる親善試合をバックアップしている。
 さる10月18日、中華料理店「山海楼」新横浜店において、11月26日・27日の両日開催されるアイスホッケー親善試合「日中友好・震災復興チャリティマッチシリーズ」のメディア向け説明会が開かれた。
 昨年、第一回の開催となったアイスホッケーによる「日中友好・震災復興チャリティマッチ」。当時も大勢の記者・カメラマンを集め、説明会が開かれたのがこの「山海楼・新横浜店」だった。
 中華料理の「山海楼」、そして和食店の「山海丸」を展開する株式会社新世界商事は、第一回チャリティマッチの実現に向けて、最初に声をあげ、中心となって活動してきた。

チャイナドラゴン(中)対東北フリーブレイズ(日)  

昨年にも増して熱い激突
着実に実力つける中国チーム

 昨年に引き続き、同チャリティイベントを開催するにあたって、新世紀商事の代表取締役である翁為栄氏は今回、主催団体の実行委員長を務めた。
 主催団体を『日中友好・震災復興チャリティーマッチシリーズ実行委員会』と変えたことについて、翁委員長は記者説明会の冒頭、「日中双方の、より大勢の方々がこのイベントを支援しやすくなった」と語った。
 翁委員長は「去年に続いて2回目の開催。民間団体として日中友好のため、何かできないか、そう考えて、今まで様々なチャリティ活動を行なってきた。今、両国の関係は決してよくないが、それでも友好・親善で何か発信していきたい、と考えていた」と続けると「昨年、我々の取組みに多くの友人、企業多くの支援を寄せてもらった。開催後の大きな評価に、涙が出る思いだった」と話した。
 翁委員長は「昨年よりも多くの協力が寄せられている。企業協賛では70社を超える勢いで、今回、2日間で4000名を越す来場者を会場に呼びたい」と続けた。
 親善試合の開催に合わせて編集・製作された記念誌『絆』に寄せた挨拶で、翁実行委員長は「『日本と中国の架け橋に、企業として社会に貢献』を信条としてきた」「両国は一衣帯水の隣国として友好を促進し、発展してゆく良きパートナーであって欲しいと常々願っている」「両国民が直接触れ合う交流の機会を欠かせない、との思いから、私自身、草の根友好に取り組んできた」「日本においても、中国においても、隣人・隣国と仲良くすることが尊ばれてきた」「このチャリティマッチシリーズが、一人一人の心の中に友好の種を植え。芽を出すことに貢献できれば、これ以上の喜びは無い」と語りかけた。
 親善試合初日、氷上に立った翁実行委員長の挨拶は短いものだっただが、その熱い思いは記念誌『絆』を通じて、多くの人々に伝わったに違いない。
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 観客の入場ゲート近くに数本の装飾が施されたワインが飾られていた。きらびやかなラインストーンで飾られたハッ゜ケージには日中双方の選手たちにぶつかり合うシーンが描かれている。今年創業したばかりの株式会社「トウィンクル・ハーツ・ビバデコリノ」の「チャリティマッチ記念ボトル」だ。昨年製作されたポスターをモチーフに作られ、ワインボトルの表面には「激突」の2文字が躍る。同社代表取締役である嶋本安美さんは「チャリティマッチに得意分野で協力したかった」と話す。
 「激突」したのは、。今年で2度目の親善試合となったチャイナドラゴンと東北フリーブレイズのフチーム。
 昨年はダブルスコアでの敗北を喫したチャイナドラゴンだが、今年は冒頭から激しい試合展開。第一ピリオドを1点リードされたチャイナドラゴン。続く第2ピリオドでも東北フリーブレイズに2失点、スコアは0対3となるものの、チームは奮起。、1点を取り返し会場内を大きく沸かせた。
 その後、第3ピリオドでは緊張が途切れたのか、チャイナドラゴンは開始直後の24秒、そして2分32秒に相次いで失点を許してしまう。
 しかし、10分26秒、チャイナドラゴンはこの試合2点目をゲット。昨年とは「違う」ことを観客たちにアピールしていた。
 会場内の声を拾ってみても「去年よりタックルが激しい」「リンクを広く使っている」「迫力がある」といい、試合内容、そしてチームカラー自体が前年とは大きく変わってきていることを教えてくれた。

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