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第13回高校生国際美術展 美術作品を通じて国際交流盛んに
2012-07-26 17:27:26   From:篠原功   コメント:0 クリック:

 高校生国際美術展実行委員会は6月28日から7月8日まで国立新美術館(東京都港区)で「第13回高校生国際美術展」を開催した。



 高校生国際美術展実行委員会は6月28日から7月8日まで国立新美術館(東京都港区)で「第13回高校生国際美術展」を開催した。応募点数合計1万186点(書の部8191点、美術の部1995点、美術の部1995点)で、回を重ねるごとに応募点数が増え、すっかり存在感も出てきた。7月8日午前11時から政策研究大学院大学で表彰式が行われ、世界中の高校生が訪日する一方、文化庁、外務省、東京都、メディア、大使館から関係者が多数出席し、大きな賑わいをみせた。
 高校生国際美術展は、日本全国の高校生を対象として「書の部」と「美術の部」の2部門の公募による美術展。日本の高校生の入選作品と海外12カ国の高校生の優秀作品を同時に展示するという国際色豊かな美術展だ。
 同美術展は高校生の豊かな才能の育成と国際親善を深めることが目的。高校生の文化芸術の振興と、芸術を通して21世紀を担う若く豊かな才能を育て上げ、未来に向けて国際社会に貢献できる人材を育てていくことを方針といている。
 表彰式で挨拶に立った実行委員長の半田晴久氏は大要次のような挨拶をした。
 「高校生国際美術展は今年で13回目を迎え、着実に実績が評価され、会場も今年から国立新美術館になった。文化庁、外務省、東京都教育委員会、さらには各メディア、各国大使館など後援していただけるところも増えてきた」
 「この高校生国際美術展は3つの特徴を持っている。第一は対象を高校生に絞っていることである。書道は8000点で最も多く、このほか絵画、彫刻部門もある。特に彫刻部門のある美術展は珍しい」
 「第二は、高校生は大人の始まり。文学やスポーツの世界でも10代から活躍している人がたくさんいる。絵も書もプロとしてやっていける年代なのである。一般的に美術展というと完成度の高い作品が入賞するが、本美術展はきらりと光る個性を重視している」
 「粗削りでも、きらりと光る個性を重視して賞を与えている。完成度という点ではもう少しだが、きらりと光る作品に着目をしている――したがって生徒も先生も個性で勝負と、大変斬新な素晴らしい作品を創作するようになってきた」
 「国立新美術館が会場を提供されたのも高校生国際美術展が公平性を重視していることが高く評価されたからである。本美術展は一切癒着関係がない。名前も出身校も伏せて作品だけをみて評価し、賞を与えている。平等に審査することが本美術展の審査基準である」
 「第三は美術を通した国際交流を重視していることである。本美術展は、当初は日本とオーストラリアの美術交流として始った。交流してみると日本の作品は緻密な作品が多く、オーストラリアの作品は斬新さにあふれていた」
 「その後、オーストラリアの生徒の作品は日本の生徒の作品に触発され、緻密さが出てくるようになった。一方で、日本の生徒の作品は思い切った発想と色使いが出てくるようになってきた。両国の生徒が相互に触発を受けて、切磋琢磨するようになってきた」

半田実行委員長「キラリ光る個性を」
志を持って好きな道を歩んでほしい


 「さらに回を重ねるごとに世界中の高校生が作品を応募してくるようになった。作品を並べて展示してみると大変特徴的なものが理解できる。このように美術作品を通じた交流で相互に刺激をうけるようになったので、美術展に国際という名前を入れた。さらに美術作品を通じて人の交流も年々活発になってきた」
 「外国の生徒が本美術展で入選して、初めて日本に来た。絵が評価され、日本に来た――この感動は一生思い出に残ると思う。表彰式の翌日には、上位入賞者と海外受賞者を招いて一日懇親旅行で小田原・箱根ツアーに招待している」
 「ツアーでは温泉に入り、食事を共にして交流を深めている。美術を通して友達が世界に広がる、作品プラス人の交流が行なわれ、後日、文通をしたり、作品の交換を行なったり、世界中の高校生の出会いの場となっている」
 「こうした3つの特徴を持つ高校生国際美術展は文化庁、外務省、東京都教育委員会、各メディアからも高く評価されている。13年間で素晴らしい美術展に成長した。日本一のレベルになり、作品のレベルも大変向上してきた」
 「本美術展で賞をもらうと感激する一方で、一生この分野でやっていけるか――勇気づけられる一方で新たな悩みも起きてくる。東京理科大出身の人やダウン症の人も美術界で活躍している。私は5つの大学を出たが、大学では基礎学問を学ぶところなので、どの分野の出身者でも異分野で活躍している人は多い」
 「好きな道へ進むためだったら途中で方向転換をすればよい。スポーツ、音楽、美術の世界で活躍したいのであれば、志を持ってそれに賭けていく。それが素晴らしい人生なのである。書、絵、スポーツ、音楽の心なのである。迷いをふっ切り、才能を本物にしていただきたい」
                   ◇
 表彰者は次の通り。(敬称略)
 【文部科学大臣賞】書の部=福岡県立大宰府高等学校 前之園葵▽美術の部=青森県立青森戸山高等学校 吉田謙也
 【外務大臣賞】書の部=埼玉県立松山高等学校 野口貴博▽美術の部=潤徳女子高等学校 脇本沙紀
 【東京都知事賞】書の部=大分高等学校 田北美森▽美術の部=福岡県立博多青松高等学校 井上敦司
 【高校生国際美術展会長賞】書の部=埼玉県立大宮光陵高等学校 高橋睦実▽美術の部=青森県立青森戸山高等学校 舘山野々香
 【高校生国際美術展実行委員長賞】書の部=埼玉県立大宮光陵高等学校 関俊久▽美術の部=横須賀市立横須賀総合高等学校 安部穂香
 【産経新聞社賞】書の部=佐賀県立伊万里高等学校 永田千晶▽美術の部=大分県立芸術緑丘高等学校 鍋川実里
 【日刊スポーツ新聞社賞】書の部=千葉県立成田国際高等学校 永澤里奈▽美術の部=愛知県立愛知工業高等学校 岩永悠
 このほか海外12ヵ国代表がアーティスト賞を受賞した。
 ラオス人民民主共和国 カーヴィ・サイパーニャ▽アイルランド アレクサンドラ・フダリ▽ベトナム社会主義共和国=グエン・クアン・フイ▽エジプト・アラブ共和国 メナタラ・イブラヒム・アハメッド・アリ・メトワリ▽カンボジア王国 サウロン・サーリタ▽イスラエル=メンスィル・マンゲスト▽インドネシア共和国=ウィルダン・アフマ・ドフルクォン▽シンガポール共和国=マリエル・チー・ウェイ・リン▽中華人民共和国=ウ ショウマツ▽ミヤンマー連邦共和国=ウット・イー・トゥエ▽マレーシア=パン・シ・ハン▽イギリス=ジョー・リカート
 

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