中国語  日本語
ホーム > デジタル記事 > 記事全文

東京中国文化センターで「中国当代国画展」を開催
2012-07-26 17:39:22   From:   コメント:0 クリック:

伝統技法で著名画家30名が作品出展繊細な構図、豪快な筆致に感嘆の声 さる6月25日から7月13日まで「中国」を知る・体験する大型交流イベ...



 

伝統技法で著名画家30名が作品出展
繊細な構図、豪快な筆致に感嘆の声


 さる6月25日から7月13日まで「中国」を知る・体験する大型交流イベント「感知中国-日本行2012」が開催された。東京都内各所で同時平行で様々な関連イベントが開催されたもので、東京中国文化センターでは7月7日まで、「当代国画展」が開催された(中国国務院新新聞弁公室、中国駐日本国大使館、中国美術家協会、協力:日本中国文化交流協会、東京中国文化センター)。国画とは水墨画など中国伝統の絵画技法を用いて描かれた絵画のこと。中国で注目される画家ら30名が描いた作品計40点が出展されたもので、中国絵画が持つ精神と美意識を「秀雅和定 筆秀墨雅 情定人和」の面から表現したという。期間中、7月3日には同センター内において開幕式典が催され、中国国務院新聞弁公室の王 晨主任らが出席、満場となった会場内に感謝の言葉を伝えた。また王当日は場内において作者らを交えた座談会も開かれたもので、多くの観客が来場、多彩な筆致、雄大な絵柄に感嘆の声が漏れていた。

日本絵画に残る中国絵画の美意識
宋・元代の画風残す日本の水墨画


 「国画」とは中国で連綿と伝えられてきた絵画技法を用いて描かれた絵画のこと。中国で最も古い「国画」は、戦国時代の「楚墓」より出土した2幅「人物龍鳳帛画」「人物御龍帛画」だという。その誕生から今日まで連綿と続く中国「国画」の伝統は、およそ2000年以上の長きにわたる、という。古来から中国で興った数々の王朝の下で、中国の国画は常に工夫・改善され、時には伝統とその時代の流行、あるいは芸術的流派との間で切磋琢磨され、絶えずその独創性を磨き上げてきた。今日の「国画」には、独特の「美術言語」「美学思想」が濃厚に表現されている、という。その精神、美意識は今日「秀雅和定 筆秀墨雅 情定人和(美しく上品で、調和し安定している、筆は秀で墨は雅やか、心は静かで人は穏やか、の意)」の集約され、造形の手段、色彩、あるいは「詩情」や「画境」に反映される。国画は一般に題材によって「人物画」「山水画」「花鳥画」などに大別されるという。古代の人々による世界観を示すもので、例えば「人物画」は人と人との調和を、また「山水画」は人と自然の調和を、また「花鳥画」は人と自然界のあらゆる精霊との調和を表現している、という。
 そして「国画」がもつこうした特徴は、中華民族の心理的感情や風俗習慣、民族が内在している求心力などと密接に関わっている、とされる。
 先ごろ、東京中国文化センターにおいて開催された「当代国画展」では、中国伝統の絵画技法で描かれた国画、「人物」「山水」「花鳥」を題材とした作品が計40点まあり出展された。ある作家は一見荒々しい筆運びながら、その繊細な構図で中国の美しい景観を表現。また水墨を用いながらもその表現はシュールレアリズムを追求している、といった作品もあって、その多彩な出展作品に、会場を訪れた観客からは少なからず感嘆の声が上がり、足が止まる。
 今回、「中国当代国画展」に集まった作品は計40点。出展したのは「当代」を代表する画家ら30名。いずれも熟達した作画スタイル、表現で名高い才能が集まった。

二千年以上続く中国伝統の「国画」
30名、40点の多彩な作品群を展示


 さる7月3日、都内にある東京中国文化センターでは「中国当代国画展」の開催を祝して開幕式典が開かれた。新聞弁公室の張 雁彬局長の司会でスタートした式典は、まず主催側を代表して中国国務院新聞弁公室の王 晨主任がマイク前に立ち挨拶した。王主任は来賓各位並びに共に同絵画展開催を祝う観客らに向けて感謝の言葉を伝えると、続けて「今回、中国の画家らが描く国画、生き生きとした人物や鳥・花、山水は、人間同士あるいは人と社会、人と自然、人間と宇宙との調和を表現するにとどまらず、作家自らの命そのものへの真摯なる愛着、生命への憧れも表現されている」「中国の水墨画はかつて日本の絵画に深く広く影響を与えた。日本の水墨画は中国の宋代、元の時代の水墨の影響を色濃く残している。しかし日本では、宋・元代の趣きとは異なる作風、麗しく、自然で明るいスタイルが形成された」と語る。王主任は「今回の絵画展を通じてより多くの日本の皆さんに中国の『国画』その芸術独特の味わい、魅力を感じていただき、中日両国に伝わる共通の遺伝子、美意識を感じていただきたいと願っている」と語った。
 王主任の挨拶に続いて、中国美術家協会主席である劉 大為氏が登壇、挨拶した。
 劉主席は「中国と日本は一衣帯水の隣国で、古くから文化と芸術で密接な融合が行なわれてきた。中でも中日の美術交流には血縁的な交流があり、共に東洋文明という肥沃な大地に根ざしている」「近代、中国美術は日本美術の美意識、芸術様式の確立、発展に深い影響を与えてきた。日本画壇にそびえ立った山々、これは著名な日本画家の名に『山』の文字が付くことが多かったことからの呼称なのだが、多くの著名な画家の皆さんが、中国の伝統文化と深い情で結ばれている」と語る。
 劉主席は「中国美術家協会は1980年代より、日本中国文化交流協会、日中友好会館と長期的な協力を通じて、定期的に展覧会、シンポジウム、相互往来、スケッチ旅行などを行い、絶えることなく日本の美術界との間で交流を続けてきた。この30年来、美術理論研究や絵画展、アニメーション制作、彫刻・塑像作品の展覧会、美術品の保護・修復など、多くの分野で豊かな交流成果を挙げている」と語り、続けて「その中で伝統的な水墨画の交流は特に盛んに行なわれている」「中日国交正常化40周年、そして国民交流友好年である今年、『感知中国-日本行』の重要なイベントとして、日本において、実力ある画家による優れた水墨画をご覧いただくことになった」「現代の水墨画家が、伝統的技法を習得し、発展されるために行なっている様々な試みが表現されている」「伝統絵画には、その伝統的な形態からいかにして現代的な形態へと移行するか、という課題が存在する。我々はこの分野で一層交流を強化する必要がある。一般に中国画は線を、日本画は色を重視する、という異なる特色がある。近年は双方の関心が高まり、中国画では水墨画や薄塗りの『薄画法』など注目されるキーワードとなっている」「今回展示された中国の国画が皆さんに視覚の楽しみ、心の喜びを提供できることを嬉しく思っている」と語った。
 劉主席の挨拶に続いて、日本側協力機関を代表して日本中国文化交流協会の辻井喬会長が登壇、祝辞を述べた。
 辻井会長は来賓各位へ絵画展無事開催を祝うと「今年は両国間の国交正常化40周年であり、この間、日中関係は広く深く発展した。中国は経済のみならず、文化芸術においても目覚ましい発展を遂げられた」「日本画の成立は中国画の影響なしに考えることはできない。中国画の精神は日本の画家たちの間でも受け継がれている」「今回の展覧会を一人でも多くの方々に見ていただき、中国美術への理解が深まることは、日中国交正常化40周年にあたって大変大切なことだと思ってる」と語った。
 その後、会場内では出展作品の観覧へと移行、その後、隣接する特設会場において、今展覧会に作品を出展した作家らによる座談会も開催され、賑やかなうちに開幕式典は閉会した。
 

熱に関連する単語の検索:中国当代国画展

前の記事:日中友好会館で「日中国交正常化40周年記念写真展」を開催
次の記事:「2012 中国湖南(東京)投資説明会」を開催

分享到: 收藏