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東方文化交流協会 中国人留学生スピーチ
2015-04-28 18:46:17   From:篠原功   コメント:0 クリック:

東方文化交流協会(理事長:高山英子)は、4月18日午後から新宿区戸塚地域センターで平成27年度通常総会を開催。







特定非営利活動法人 東方文化交流協会

平成27年度「通常総会」を開催

交流会で中国人留学生二人がスピーチ
「留学で大きく成長できた」と感動語る

 特定非営利活動法人東方文化交流協会(理事長:高山英子)は、4月18日午後から新宿区戸塚地域センターで平成27年度通常総会を開催した。開会の挨拶、高山理事長の挨拶、議長・議事録署名人の選出などの後に議事を審議し、平成26年度事業報告、同決算報告、監査報告、さらに平成27年度事業計画案、同予算案を可決承認。役員改選が行われ、執行部案が可決承認された。この後、交流会が和やかに行なわれた。
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 総会で挨拶に立った高山英子理事長は、ここ数年、日中関係が難しい状況になっていることを指摘。「政治に左右されない、私たちだからこそ成し遂げることができる。民間の草の根交流は大変重要」と指摘。「この活動を途切れなく地道に続けていくためには、特に若世代の参加を呼び掛けて、次世代の友好の使者を育成すること、日中友好を継承していくことが大切。それが明るい未来に繋がっていくものと信じている」と強調した。
  議題を滞りなく審議し、可決承認した後、第二部の交流会に入った。交流会では中国人留学生二人によるスピーチが行なわれた。
 最初にスピーチをしたのは中国・湖北師範学院を卒業後、現在、日本の「ヒューマンアカデミー」に通う易娟さん(2年生)。易さんは日本でのアルバイト経験で自身の能力を高めただけでなく、日本人との付き合い方や考え方、さらに日本の文化や風習について多くのことを学んだことを披歴し、「日本でのいろいろな出来事を思い出すたびに日本が私の第二の母国だという気がする。この9カ月間の留学生活で、いろいろな勉強ができて満足している。日本に対する熱い感情は今でもいっぱい。日本に来て良かったと思う」と結んだ。
 
一つの目的に向かって着実に前進
 
 次いでスピーチしたのは東京理科大学大学院経営学研究科1年の謝遠治さん。謝さんは2009年秋に来日、日本語学校に1年半通い、翌年に日本語能力試験2級・1級に相次いで合格、晴れて東京理科大学経営学部に入学が決まった。
 2011年3月11日に東日本大震災が起き、入学式が中止になり、両親から留学を止めて帰国するよう説得されたが、「これまで努力を無駄にしたくない」「日本への憧れがある」との気持ちが強く、初期の決意は揺るがなかったという。
 大学で謝さんは会計学の勉強に力を入れた。懸命な努力の甲斐があって3年生の時に「日商簿記2級」に合格。さらに謝さんは大学院進学への推薦をもらうことができただけでなく、今年3月の大学卒業式で学部2位の成績により「優等賞」を授賞した。
 「さまざまな困難を乗り越え、自分が成長していることを実感している」と素直に喜びを語り、「大学院での勉強は難しく、課題も多いが、決して心が折れることはない。なぜなら自分がもっと成長したいからだ。日本に留学して本当に良かった」と目を輝かせた。
 この後、質疑応答が行なわれ、会場からさまざまな質問が投げかけられた。二人は質問内容をしっかり理解し、丁寧な日本語で受け答えをしていた。なお、二人とも日本で就職することを熱望していた。
   写真上から挨拶する高山理事長、謝さん、高山理事長から表彰される易さん。

 

 

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