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高輪クリニック理事長 陰山康成氏に聞く
2015-04-30 13:15:48   From:篠原功   コメント:0 クリック:

高輪クリニックは西洋医学だけでなく、東洋医療も積極的に取り入れた「和合医療」を展開している。





 
医療法人社団 癒合会
高輪クリニック理事長 陰山 康成氏
 
西洋と東洋融合の「和合医療」を展開
 

 【リード文】
 医療法人社団癒合会「高輪クリニック」(理事長:陰山康成)は西洋医学(内科・歯科)だけでなく、東洋の医療も積極的に取り入れた「和合医療」を実践する特色あるクリニックとして注目を集めている。理事長の陰山氏が提唱する「和合医療」は東洋医学と西洋医学の調和・融合を理念としている。その理念に基づいた総合医療クリニックを展開、患者に親切で優しい、きめ細かな医療を提供し、信頼を集めている。

「温故知新」基本の医療機関存在感
患者に親切で優しいきめ細かな医療

【本文】
◆日本発信の和心・和魂
 「和合医療」とは、日本発信の和心、和魂を基礎とした医療をいう。世界の医療を広く見渡すとドイツ主流からアメリカ主導の医療の流れになって100年以上が経過した。しかし、アメリカ主導の医療では太刀打ちできない病が増えているのが現状だ。そこで真に人や社会に寄与できる医療を模索する動きが顕在化している。
 その一つが日本発信の和心・和魂を基本とした「和合医療」だ。和心・和魂は、武士道、神道、仏教の発想を基盤に置いている。つまり、自他の区別を持たず常に謙虚に自然や人々を敬い大切にする心であるといってよいだろう。
 「和合医療」においては大自然と人間を一体とみなし、さらに医療を提供する医療者、さらに受け手の患者を同一視することを基本としている。例えば人類初の麻酔薬を身内に試した医師・花岡青洲の実践医療を根本としており、処方する薬物は自然志向に基づく天然素材を基本としている。
 陰山康成理事長は「当院は武士道をキーワードに温故知新医療、あるいは西洋・東洋融合医療といってよいでしょう。ハイテク医療の限界を視診・内診で突破するという新しい総合医療クリニックであります。他の医療クリニックとの大きな違いは、心の健康度をしっかりチェックすることにあります。厚生労働省が医療機関に対して検診・問診に力を入れることを要請しているが、当院では平成6年にコンピュータ化を推進し、正確なチェックと改善指導に力を入れています」と強調する。
◆予防医療強化で社会貢献
 例えば、患者がめまい・頭痛を訴えても「異常なし」という診断が下されるケースが少なくない。ところが自律神経が病んでいることが多い。同院では、そうした自律神経のバランスをチェックする医療機器を導入し、心身の把握に努めている。

量子力学人間ドックで総合検査
生活習慣病抑制への取組み強化

 目覚ましい医学の進歩により、日本は世界に類を見ない医療保険制度に支えられ、世界有数の長寿国となった。しかし、それにより超高齢化社会を到来させ、医療費の肥大化を引き起こしている。特に生活習慣病が増加の一途を辿っており、国民の健康寿命を延ばすことが急務となっている。
 しかし、疾病予防・健康増進の掛け声で国民の健康志向は高まっているものの、成果は不十分なのが現状だ。そこで同院では、近代西洋医学が得意とする急性病・救急患者に対する「対症療法」と、伝統医学、相補・代替医療による「原因療法」を統合的に連携させる予防医療を展開している。
 この取り組みで威力を発揮するのは和合医療の総合検査「量子力学人間ドック」だ。このドックは肉体、精神、社会、霊性というWHO規定の人の健康4要素をくまなくチェックし、今後の健康増進を詳細・正確に指導を行なおうというものだ。
 その大きな目玉は、同院が民間クリニックとして日本で初めて行った放射線被爆検査だ。同院は東日本大震災が起きた2011年3月11日以前から被爆検査ができる機器を導入していたため、福島原発事故以来、その情報を得た人々が押し寄せたという。
 当時はあくまでも簡易なチェック機能のみだったため急遽、ロシアから実績ある体内被曝計測器を複数導入し、本格的な被爆検査を2011年9月に開始。すでに計測者総数は2000人に及んでいるという。
◆遺伝子検査で早期発見
 現代において癌は決して不治の病ではない。早期発見によって癌の治療、または再発を防ぐことができる。同院ではその癌の早期診断を遺伝子レベルからチェックし、癌の発症を未然に防いでいる。
 陰山理事長は「遺伝子チェックで超早期に癌を見つけて、治療し、癌の撲滅で大きな成果を上げています。例えば癌体質になっている患者さんの場合は、症状に応じて多彩なメニューを用意、的確に予防治療を施します。同時にこのことによって増大化する医療費を少しでも減らす要望にも応えています」という。
 しかも、遺伝子検査は、以前に比べて大幅に短期間に結果を把握することができるようになっただけでなく、きめ細かく、さらにアクティブに予防を行うことができるようになったという。
 「この遺伝子予防はすでに3000を超す症例の蓄積データがあります。それから得られる結果で健康づくりを行うため、オリジナルソフトを開発しました。このソフトが大きな力を発揮しています」と陰山理事長。

少子化社会に活性、レディス検診
横の繋がり重視、歯科・医科和合

◆少子化社会に切り込む
 最近、少子高齢化が日本の将来に暗い影を落としており、社会から活力を奪う要因になっている。そこで同院ではこうした社会が持つ課題にフレキシブルに取り組むためレディス検診に力を入れている。
 「結婚前、結婚直後のブライダルチェックを行い、妊娠するための検査・治療を行っています。特に治療に当たっては漢方薬を中心としてきめ細かな対応を施しています」という。
 最近、健康を大きく左右するのが腸内細菌の存在だ。同院では、腸内善玉菌、口内善玉菌、さらには便の中の菌を正確に割り出して、健康維持のためのさまざまな治療を行っている。
 陰山理事長は「漢方薬やサプリメントが効いているかどうか糞便検査、遺伝子検査から調べます。その場合、漢方、鍼灸など東洋医学を導入し、状況の把握を行います。最先端の西洋医学と東洋医学を融合し、メンタルな部分から細かくチェックします。そして情報を拾い集め、懇切丁寧に説明し、疾病を未然に防ぐ対応をしています」という。
◆横の繋がり重視で歯科
 近代医療は完全に縦割り思考に基づいて展開されてきたが、陰山理事長は常々、「医療は横の繋がりを強化すべきだ」と考えていたという。しかし、医療の現場は大学病院ですら医科と歯科は併設されておらず、横の連携は皆無だ。
 そこで陰山理事長は「温故知新のクリニックを作ろう」と決意し、具体的な形にした。健康は歯からといわれて久しいのに医科から独立した存在として位置づけられてきたからである。同院では東洋の横の繋がりを重視する考え方を基本に置き、歯科と医科の和合を図った。歯科ではジルコニアインプラント、メンタル歯科治療、審美歯科、噛み合わせ治療など、さまざまなニーズに対応している。すべて最新鋭の検査・治療機器を駆使して安心・安全な治療を行っている。
 【陰山康成氏プロフィール】
 岐阜県出身。昭和36年9月生まれ。九州歯科大学歯学部卒業後、東海大学医学部卒業。岐阜大学医学部大学院卒業。現在、歯科医、医師のダブルドクター。歯科医師として歯科麻酔、医師として救命救急科と整形外科医を専攻している。高輪クリニックのグループクリニックとして品川メディカルモールセンター、医道品川クリニック、医道喜生クリニック、医道五十三次クリニックを擁する。
 写真は陰山医師と若いスタッフ。

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