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南京で「劉洪友書法篆刻芸術展」
2015-05-23 18:29:46   From:篠原功   コメント:0 クリック:

南京芸術学院メイン通りに桜を植樹、来春、南京「和平友好桜花園」に美しい桜が開花する。





南京で「劉洪友書法篆刻芸術展」

南京和平友好桜花園に芸術の花
古典から前衛まで四十数点展示

 この日は南京芸術学院で桜の記念植樹を行なった。劉洪友氏は2008年から南京市に「和平友好桜花園」をオープンしている。ここにはソメイヨシノやヤエザクラなど8000本を植樹し、日中平和友好を称えるかのように美しい花を咲かせ、南京市民の目を楽しませる有名スポットとなっている。
 この日、桜花園で育てたサクラの苗木30本を南京芸術学院のメイン通りに植樹し、同学院学長の劉偉冬氏から劉洪友氏に証書が授与された。今回植樹された桜は来春には美しい花を咲かせると期待されている。
 翌日は午前10時から南京「和平友好桜花園」の中にある竹桜堂で「劉洪友書法篆刻芸術展」が開かれた。60台収容の駐車場が180台も殺到し、混乱するほど。200へーベーほどの竹桜堂は入り切れないほどの来場者が駆け付けた。
 会場には古典から前衛まで四十数点の作品が展示されたほか、劉洪友氏が来日してから26年間にわたる活動の歴史を追う写真展(約100枚)を開催した。この展覧会を主催した劉洪友氏に対して江蘇省や南京市のメディア(テレビ、ラジオ、新聞)数十社が取材・やインタビューを行ない、報道した。

南京芸術学院メイン通りに桜植樹

 なお、この展示会は市民の希望により、3ヵ月間延長し、5月11日から8月31日まで行なわれる。開会式で劉洪友氏は「今回の展示は私の日本での26年間にわたる生活、書法教育、創作活動、書法芸術の追求などの宿題を南京の故郷、南京の両親、南京の師匠に公開するために開催した」と語った。
 開幕式には江蘇省や南京市の各分野の要人、産業界の友人が多数駆け付けた。特に江蘇省書法協会名誉主席の尉天池、副主席の李粛の各氏がテープカットに参加した。この日、前述したように多くのメディアが取材活動を展開したが、インタビューで李副主席は「劉先生の今回の展示作品は南京の書法界に新しい風を吹き込んだ。唐の時代の古典から深く基礎を極め、古典の上に新しい書法の道を切り開いてきた。特に写意的に自己の気持ちを表した線とデザインの上に墨の変化を反映させ、独特の『劉体』として完成させた。それが新しい『面貌』として存在感を放っている」と高く評価した。
 なお、この展覧会では羅華さんの生花も飾られたほか、日本の禅の山水の「飾り古木」も現代風の展示会場に独特のインパクトを与え、訪れた人たちの注目を集めた。まさに古代から現代までを貫くユニークな展覧会となった。また、今回のイベントに対して海部俊樹元総理や高村正彦自民党副総理からメッセージが届けられた。

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