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魂の歌姫・物部彩花(彩Ahya.)「世界の国歌」を語る
2015-12-15 19:12:11   From:篠原功   コメント:0 クリック:

日本の「君が代」はもちろん、世界の国歌を歌って注目されている魂の歌姫・物部彩花(彩Ahya )に「国歌」とは何かを語ってもらった。






魂の歌姫・物部彩花(彩Ahya.)「世界の国歌」を語る

 日本の「君が代」はもちろん、世界の国歌を歌って注目されている魂の歌姫・物部彩花(彩Ahya.)は、このほど渋谷区文化総合センターで行われた『しぶやフォーラム 2015~こどもたちの未来を考えるダイバーシティしぶや~』において日本、中国、アメリカの3つの国の国歌を歌って喝采を浴びた。そこで各国の国歌を比較しながら、国歌とは何か、国歌に託された思いとは何か――などについて語ってもらった。

 「国歌を歌うことが、何故、世界平和になるのか?」について考えてみました。国歌――そのまま「国の歌」です。その国を表す歌。このたび渋谷区文化総合センターで行われた『しぶやフォーラム 2015~こどもたちの未来を考えるダイバーシティしぶや~』において日本、中国、アメリカの3つの国の国歌を歌わせていただきました。それぞれの国との関わりや、文化についてのお話しを交えながら、国歌の歌詞の意味をお伝えし、平和についてお話しさせていただきました。
 はじめて国歌を歌わせていただいたのは、2011年、横須賀米軍基地にて行われた、年に一度の大きなイベントの開会式でした。エンターテイメントの世界とは違う緊張感でした。世界基準で言えば国歌は一番格の高い歌として、最敬礼で歌ったり聴いたりします。
 そしてその翌年は、なんと日本とアメリカ両国の国歌を歌うことになりました。そこからキューバやメキシコの国歌を歌わせていただきました。もちろん、歌詞の意味、歴史的背景も勉強いたします。今回、渋谷で歌わせていただいたのは、日本、中国、アメリカの国歌でした。この3国は、歴史的、政治的な背景からみるとかなり複雑に絡み合っています。この国歌に触れることは、容易なことではありませんでした。
 賛否両論はもちろん、きっとあまり良くない想いを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。だけど、私が伝えたいことは、歴史は歴史。変えることはできません。だからちゃんとした歴史を学ぶことは私たちの責任だと感じます。
 なぜなら、私たちの先祖が身をもって繋いでくださった「今」だから。私たちは、争い傷つけ合って、今の生活を獲得してきました。
 日本の国歌「君が代」は、端的に言えば(ちゃんと説明すると、長くなってしまうので、詳しくは別の機会に譲ります)、「いつまでも続く幸せ、平和な世を、さざれ石のように一人一人が固く結びつき、心を一つにして、苔がむすまで共にありましょう お祈りします」と歌っております。それも平安時代から――。
 私は、この「君が代」の歌詞が、これからの世界に最も必要なことを歌っていると思います。争いの時代を乗り越え、互いに認め合い、許し合い、手を取り、共に歩む世の中です。これが私たちの先祖が望み、託してくれた「今」なんだと思います。
 夢物語でしょうか?
 もちろんいろんなものが絡み、入り組んだ世の中です。それでも夢を見なければならないと思います。私たちの未来、子どもたちが住む地球は一つしかないのだから、一人ひとりの意識一つで全てが変わります。私たちの力は、私たちが思ってるより小さくないと思います。





米軍基地のイベントで米国国歌を歌う。その間、兵士たちが敬礼する

国歌や国旗には人類の残酷な事実が刻まれている
どの国のどの時代の人間でも必要なのは平和と愛

 各国が歌う悲しい歴史は、決して忘れてはいけない。だから歌います。先日のMusic Dreampicでも、戦争を経験していない私たちの友達がその歌詞を歌う姿を見て、本当に心が締め付けられました。そして、彼らの祖先に心からの敬意を表し、一緒に歌わせていただける喜びをかみしめました。
 みんなそれぞれの文化や歴史の中で生きている。だけど、変わらないのは、私たちは結局同じ人間だと言うこと。「平和」と「愛」=「PEACE & LOVE」――人間に必要なこと。「いつまでも続く平和な世への祈り」。日本国歌「君が代」を自信を持って堂々と歌っていきたい。
 とは言え、まだまだ若輩ものです。もっともっと精進して、学びを重ねます。皆さまのお心添え、お力添えに感謝いたします。
   「PEACE & LOVE ALWAYS」!
 さて、ここで各国の歌詞を少々語りたいと思います。
 まず、キューバ国歌です。
 「祖国は君たちを誇らしげに見つめている 名誉の死を恐れるな 祖国のために死ぬことは、生きることなのだから」
 メキシコであれば、「汝の地を踏み汚す異国の敵現われしときは 最愛なる祖国よ、思い起こすのだ 天界は汝の子等すべてを 兵士として授けたことを」
 アメリカは、「砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中 我等の旗は夜通し翻っていた ああ、星条旗はまだたなびいているか?自由の地 勇者の故郷の上に」
 中国は、「いざ立ち上がれ 隷属を望まぬ人々よ!我等の血と肉をもって 我等の新しき長城を築かん 中華民族に迫り来る最大の危機 皆で危急の雄叫びをなさん」
 と、かなり物騒で重たい歌詞ですね。というより、コレが私たちの歴史の事実なんですよね。
 過激な歌詞で代表的なフランスの「ラ・マルセイエーズ」は「祖国の子どもたちよ、栄光の日がやってきた!我らに向かって、暴君の血塗られた軍旗がかかげられた 血塗られた軍旗がかかげられた どう猛な兵士たちが、野原でうごめいているのが聞こえるか?子どもや妻たちの首をかっ切るために、やつらは我々の元へやってきているのだ!武器をとれ、市民たちよ 自らの軍を組織せよ 前進しよう、前進しよう!我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために!」
 国歌や国旗には、私たち人類の残酷な事実が刻まれています。どの国のどの時代の人間でも、必要なのは「平和」と「愛」ですね。
 【写真はいずれも国歌を歌う物部彩花さん】


 


 

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