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第11回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式
2015-12-25 17:01:09   From:篠原功   コメント:0 クリック:

第11回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式が12月12日、在中国日本大使館で開催された。
  

表彰式の模様

日本僑報社・日中交流研究所と在中国日本大使館が共催
 
第11回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式
 
中国各地から過去最高の4749本の応募
山東政法学院3年の張晨雨さんが最優秀賞
 
 第11回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式が12月12日、在中国日本大使館で開催された。このコンクールは、日本僑報社・日中交流研究所と在中国日本大使館が共催、㈱ドン・キホーテホールディングス、東芝国際交流財団、メディアパートナー、朝日新聞が協賛した。厳正な審査の結果、山東政法学院(山東省済南市)3年生の張晨雨さんが最優秀賞・日本大使賞を受賞した。
 今回の日本語作文コンクールには中国各地から過去最高の4749本の応募があった。日中関係が改善基調に入った影響もあると見られている。この中から選ばれた張さんの作文は、大阪で働く叔母との日本語をめぐるやりとりを書いたもので、テーマは「好きやねん、大阪」。
 表彰式で木寺昌人大使は「日中両国の未来を担う若い人々に必要なのは感動の共有だ」と挨拶した。このほか㈱ドン・キホーテホールディングス、東芝国際交流財団、朝日新聞、中国日本商会、日中文化交流センターなどの代表者が祝辞を述べた。


挨拶する木寺昌人大使


表彰会場
 
◆日中両国の若者に必要なのは感動の共有
 
 この作文コンクールは、日中の若者交流を促進していること。中国の若者が日本文化への理解を深め、日本語学習への情熱を強くするために大きな成果を上げていると高く評価されている。
 なお、今回のコンクールのテーマは①日中青年交流について――戦後70周目に日中両国の青年交流を考える②「なんでそうなるの?」――中国の若者は日本のここが理解できない③私の先生はすごい――第一回日本語教師「総選挙」in中国の3つ。
 中国各地の約180校から4749本の応募があり、このうち厳正な審査の結果、最優秀賞の日本大使賞を含めて264本の優秀作品が選ばれた。なお、作品は「第11回中国人による日本語作文コンクール受賞作品集」に収められている。
◎第12回コンクールの募集要綱も決まる
 次回の第12回「中国人日本語作文コンクール」のテーマは①訪日中国人、「爆買い」以外にできること②私を変えた、日本語教師の教え③あの受賞者は今――先輩に学び、そして超えるには?の3つ。5月9日受付開始、5月31日必着。最優秀賞(日本大使賞)は日本に1週間招待、3等賞以上の受賞作品は書籍として出版、3等賞以上の受賞者に最大480万円の奨学金応募資格を授与する。

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