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『人間は六十になったら何を求めるか』---藝術と人生
2016-01-04 16:56:01   From:日中文武国際藝術研究会会長 黄教聡   コメント:0 クリック:

『人間は六十になったら何を求めるか---藝術と人生』は読者等関係者へご参考お役になれるだろうと思い、そうなれば幸甚ですので、ここでご報告します。(作者から)



吉田社長と作者の黄教聡会長(左)

『人間は六十になったら何を求めるか』---藝術と人生

日中文武国際藝術研究会 会長 黄教聡

【作者の言葉】:脆弱化になっている日本の扇子業界から日本等の古来の扇子文化を守ろうとしている日本著名扇子老舗の新京清堂の主導で、日中文武国際藝術研究会等関係各界の協力より、「和縁」を主題にする日中韓三国共同申請『世界無形文化遺産---扇子』の計画は現在進行中。申請計画主要資料の一つである『三国文化の縁---黄教聰書道代表作チャリティー常設展作品集』の日中両国語版はこのほど新京清堂に出版された。其の中の後書『人間は六十になったら何を求めるか---藝術と人生』は読者等関係者へご参考お役になれるだろうと思い、そうなれば幸甚ですので、ここでご報告します。

『人間は六十になったら何を求めるか』---藝術と人生
 貴方は愉しいでしょうかと?60近くになり、すでに来日26年の私は去年からよくこのように自問する。つまり、毎回直面している其の事項について実行の必要か否か又は価値有るかは、愉悦になるかは判断基準の物差になっているからである。
 人生の最も重要な財産は何でしょう? 生命の意義は一体何処に有るのか? 人生の最も貴重な物は何でしょう?どのように健全な樂しい藝術人生は獲得して過して行くべきか?
 茫然無知の中であっと言う間に、上記の疑問・不安と共に何十年も経った。やっと夢から覚めたかのような私は、この度、『世界無形文化遺産---扇子』日中韓三国共同申請計画の進行及『黄教聰書道代表作常設チャリティ展作品集』正式出版誕生の際、悟った実の自己感想浅見を芸術等日中韓の友人関係者、特に藝術家と経営企業家へ報告して、自戒及び相互激励になればと祈願しているところである。
 人生は元々僅か一回の旅行のようなものだ。本質上には実際は無常且つ帰路無しの道であり、其の長短と質量は人により異なるだけだ。人生は元々無意義なもの。生れた時には既に死の意味が決定されたもので、其の死期だけは無常で、人によって異なる。健康を除き、浮雲のような名利及び自分自身の肉体等、人生に含まれている全ての物は自己暫定管理のものなのだ。人生において最重要な財産・最貴重なものは勿論言うまでも無く、健康という万物の源だ!
 また、生きている人生の四大財産は何でしょうか?健全な人生なら必須所有の『四力』とは何でしょうか?
 人生とは『元々無一物』の無常なので始点のみ有り終点わからず、二度と戻れ無い旅行のようなものだ。芸術にしても経営にしても、全く同様な原理だ。生活には藝術無しではならず、健全な楽しい人生と藝術は仁徳を離れられないものだ。但し、芸術仁徳の目的は結果として実に「利己」になる。
 それは信頼・尊重・人脈及び和「縁」の益を齎せてくる訳だから、自然の満足・愉快・充実感が心から湧いて来るのだ。而も、相手の為と心身健康・長寿及び事業の発展にも有利である。従って12生肖【縁扇】等書道代表作常設チャリティ展作品集と『世界無形文化遺産---扇子』日中韓三国共同申請の計画は日中韓三国の藝術交流に尽力し、国際・社会・関係団体の和縁には有利になれるようにと心より期待している。


表表紙


裏表紙

『三国文化の縁---黄教聰書道代表作チャリティー常設展作品集』出版

 生命は自分の物に属せず、但し人生は自己に属して選択出来るものだ。仁徳と好きな美しい藝術を用いて充実と逸楽の他、相手等関係者達にも利益・愉悦・更に幸福を齎せて来れば、芸術と人生は満足ですよね! 
 然し、どうやって健全な楽しい藝術人生は達成できるか?日頃何の具体的な努力を必須に尽くすべきでしょうか?
 1. 過去を忘れ――不愉快の一切。現在を大切に――今現実の毎日。明日の未来を勝ち取りに――質量と意義の有る余生。
 2. 楽しい人生には必須所有の的「四大資産」を努力して獲得する(健康・実力・愉悦・友人)――愉悦無しでは人生は無意義、実力無くでは愉悦の基礎無い、 親族友人が居ないと人生は孤独になり、健康無しでは全て零になる。
 3. 健全な人生には必須所有の「四力」を努力で勝ち取る。
 ①魅力――立派な人柄人格等人気有る人間の魅力。②実力――生活経済等及び事業運営する為の総合能力。③努力---家族・社会・会社・友人の為に貢献する信念を一貫してぶれない言行一致の行動にする総合努力。④体力---①②③の3力を活かす為の最も基本力である健康という体力。   
 その他、自分の好きな事又は最も好きな仕事を従事出来るのは積極的に実現するよう努力する。これは人生の中で最も美しい事だ。また出来るだけ努力して快適・自然・真実・健康・愉悦、自由自在・瀟洒充実的に生きる様、何とか本当の自分に属する楽しい余生を出来るよう創り出す。
 健康愉悦的に生活し、瀟洒自然的に余生を楽しむ。すると、藝術と人生は健全で楽しいですね!
 とにかく、人生において最重要最貴重なのは――身心健康の獲得を努力する。藝術人生或は生命の本当の意義は――積極的に楽しく生活して行くことである。
 過去は何の為に生きるかを知らず、今後は覚め悟って来た自身の為に有意義に生きて行くのだ。これからの毎日を大事にして、出来るだけ楽しく生きるように努力する――これこそは、人生苦旅の中に生命の唯一本当の意義所在である。益々多くの中老青年藝術家企業家達が本当の自己に属する健全で楽しい人生の道へ何とか最終的に歩けるよと真心から祈願します。
 『悟不可無、行不可缺。悟而無行、則空悟也! 悟而行之、人生樂也』!
 つまり、悟り持ちぶれない行動にするのだ。これからも論語『君子喩以義、小人喩以利』の仁徳義理を一貫して堅持する藝術従事の行動指針と信念として、如何なる当世風と他人の見方がどうあろうか?信誠・実力・信念(仁徳義理)で三国文化藝術間の真の理解互敬友好の和「縁」を言行一致の努力で深化して何とか広めたいと考えている。
 所謂:『人到六旬何所求, 瀟洒千里自在遊! 怡然風雨悟日月、侠忠義厚賦康寿! 扶桑藝縁話仁徳, 管他冬夏與春秋!』。藝術の無い生活は不健全な人生だが、仁徳無しの芸術も人間をやはり卑劣下品にさせる。芸術と仁徳の両立は日本近代経済の父・渋沢栄一の『論語と算盤』及び (戦後日本の経営の神様) 松下幸之助の「相手の為に先に考える」と言う(芸術人生の)理念精神で、拝金利己主義に一貫して反対する私を、死ぬ迄に揺れなく導くに違いないと確信する。(2015.12.26 黄教聡 於日本)

 

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