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2016年《今年の四字熟語》に「敬天愛人」 書家が揮毫で腕ふるう
2016-02-23 15:47:28   From:全日本華人書法家協会副主席兼秘書長の郭同慶   コメント:0 クリック:

日中5人の書家が一堂に揮毫する《今年の四字熟語》の集いが2月5日に東京都港区虎ノ門の東京中国文化センターで開催された。


 中国書法家協会主席蘇士澍氏が北京の書斎で隷書を揮毫


選考委員長・里中満智子(マンガ家)さんが発表

 2016年《今年の四字熟語》に「敬天愛人」
――日中5人の書家が楷行草篆隷で五書体を揮毫―‐
 
 日中5人の書家が一堂に揮毫する《今年の四字熟語》の集いが2月5日に東京都港区虎ノ門の東京中国文化センターで開催された。同集いは日本漢字文化センター(郭同慶所長)が主催、日本外務省や中国大使館文化部、一般財団法人毎日書道会、一般財団法人日本中国文化交流協会、公益社団法人日中友好協会、一般社団法人東京華僑総会などが後援した。選考委員長・里中満智子(マンガ家)さんが選考に当たり、2016年《今年の四字熟語》「敬天愛人」を発表した。


記念撮影


楷書で揮毫する郭同慶氏


作品を披露する郭同慶氏

  それを受けて5名の日中書道家が五書体で「敬天愛人」を揮毫した。毎日書道会審査員、貞香会長、大正大学教授の赤平泰処氏は篆書。日展会友、謙慎書道会常任理事、豊道春海顕彰会長の豊道溪峻氏は草書。産経国際書会副会長、埼玉県書道人連盟名誉会長、墨晨社理事長の岩田正直氏は行書。日本漢字文化センター所長、東京藝術院長、全日本華人書法家協会副主席兼秘書長の郭同慶氏は楷書で揮毫した。
 2014年から隷書を担当してきた蘇士澍氏は中国書法家協会主席、中国政治協商会議常務委員等の要職で多忙のため来日が出来ず、作品のみでこの活動に参加した。
 《今年の四字熟語》は、関東地区の年始文化行事として定着し、2014年に「四海兄弟」、2015年に「温故知新」が選ばれた。今回は昨年12月25日から今年1月25日までの一ヵ月間を募集期間とし、全国から今年に対する希望や願望を込めた742通の応募が寄せられた。
 その選考会が1月28日に行われ、里中満智子選考委員長、須田賢司(人間国宝)、小野公久両副委員長、糸賀靖夫氏、佐々木芳邦氏、劉書明氏の計6名が3時間を掛けて熱心な議論を重ねた結果、《今年の四字熟語》は大照晃裕氏(東京都台東区)が応募した「敬天愛人」を選んだ。また、今年の創作熟語の大賞に「日々楽観」、奨励賞に「五輪夢中」をそれぞれ選出した。

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