演劇舞台「ROBBER’s LOVER」好演
2016-02-29 14:44:38 From:本紙記者 コメント:0 クリック:
演劇舞台「ROBBER’s LOVER」好演
武術太極拳メダリスト13名が参加
冴え渡るカンフーアクション魅了
武術太極拳のメダリスト13名が参加するエンターテイメント演劇舞台「ROBBER’s LOVER」が、2月24日から28日にかけて、都内足立区にある東京芸術センターで上演された(Rock A+エンターテイメント 第一回公演)。
「太極拳の殺陣」プラス「和太鼓」「ダンス」「忍者アクション」という、史上初となる日中文化融合の演劇舞台。主役を務める大川智也氏をはじめ、キャストの多くは「武術太極拳」メダリストたちだ。
舞台は1600年代を模した架空の日本。ジパングの王ヒデヨシが大陸を侵攻、明の皇帝が伝説の財宝「千鳥の香炉」を差し出し、辛くも和睦が成って間もない「サカイの町」から始まる。
義賊「雑賀衆」を率いる元忍者「石川五右衛門」はある日、見に覚えの無い「商人殺し」の疑いをかけられる。明の大泥棒である「鈴玉」、ヒデヨシ暗殺を狙う殺し屋「来儀」、五右衛門の昔なじみでヒデヨシの寵愛を受ける「茶々」姫などが登場、舞台狭しと大活劇を繰り広げた。
和太鼓とのフュージョンに歓声も
見所はなんとっても太極拳を元とする殺陣の妙。日本武術太極拳強化委員会ヘッドコーチを務める孫建明氏を殺陣指導に招き、演じるのは武術太極拳のメダリスト13名。うち10名は世界大会を制した実力者だ。白刃が交差し、拳がうなるアクションは、見るものをひきつけて離さない「本物」の輝きを放っている。
日中文化が融合したエンターテイメント企画が動き出したのは約2年前。プロデューザーを務める安本京修氏によると、「義理の弟である付鴻飛さんから受けたある相談」が契機となった。付鴻飛さんは、日本で長くメディカルトレーナーを務める。
「日本で武術太極拳がもっと大勢の人々に親しまれるには」との相談を受けた安本氏は「武術太極拳」の試合を見学。選手たちの多彩な技や、多彩な武器を用いた表演など、その魅力に取り付かれる。
また、舞台演出に「Artist Unit イカスケ」の青木道弘氏、舞台監督に青野守浩氏、舞台芸術に西本卓也氏を招き、日中文化融合の演劇舞台作りを進めた。
安本プロデューサーは今後の目標について「日本と中国の相互理解、平和共存というメッセージを多くの方々に伝えたい。是非とも関西エリア、大阪でもこの舞台を上演したい」と語った。
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