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第12回「外食アワード2015」授賞式
2016-02-29 14:56:47   From:本紙記者   コメント:0 クリック:

日本プレスセンターでこんぼど、第12回「外食アワード2015」表彰式・レセプションが催された。



受賞者の記念撮影

第12回「外食アワード2015」授賞式

日々の積み重ねが生む新たな魅力
外食の「今」を支える7名が受賞

 日本プレスセンターでこんぼど、第12回「外食アワード2015」表彰式・レセプションが催された(主催:外食産業記者会)。今回の受賞者は「外食事業者部門」は河村泰貴氏(株式会社吉野家ホールディングス 代表取締役社長)、加治幸夫氏(株式会社物語コーポレーション 代表取締役社長CEO・COO)、法師人尚史氏(元気寿司株式会社 代表取締役社長)、清水謙氏(株式会社WDI 代表取締役)、山本光弘氏(株式会社ヒロコーヒー 代表取締役社長)の5名が、また、「食材事業者部門」として、藤木徳彦氏(特定非営利活動法人日本ジビエ振興協議会 理事長)、また「特別賞」として櫻田厚氏(一般社団法人日本フードサービス協会 会長)が選ばれた。

 「親父層」を開拓、「吉飲み」という言葉に代表される酒・おつまみを提供する新サービスの展開に務める「吉野家」、「SMILE & SEXY」との経営理念の下、郊外型焼き肉レストランで好調の「物語コーポレーション」、米国ニューヨーク発祥のステーキハウス「ウルフギャング・ステーキハウス by ウルフギャング・ズウィナー」を東京、大阪に3店舗展開する「WDI」、長きにわたって「サスティナブルコーヒー(自然環境や人々の生活を良い状態にたもつことを目指して生産・流通されたコーヒー:認証コーヒー)」を提供する「ヒロコーヒー」と、外食産業界の「今」を支える各社・代表が受賞した。
 また、食材事業者部門ではジビエ(食材として捕獲された野生の鳥獣)を巡る様々な課題に積極的に向き合うNPO法人「日本ジビエ振興協議会」が選ばれたもので、会場には鳥獣食肉利活用推進議員連盟(ジビエ議連)の石破茂地方創生担当大臣が出席、改めてエールを贈るとともに、ジビエ関連の取り組みに触れ、外食産業界への協力を強く求めた。


石破大臣と藤木理事長(右)

 特別賞は一般社団法人日本フードサービス協会が輝いた。同協会は、2015年5月から10月まで、イタリアのミラノで行われた国際博覧会「ミラノ万博」で、「地球に食料を、生命にエネルギーを」のテーマで日本政府からの委託を受け、日本館レストランの運営を担当した
 なお、授賞式では「2015年外食キーワード」も発表され「『ちょい飲み』『高付加価値路線』『異物混入』『クラウドファンディング』『かき小屋』」の5つが選ばれた。 
 受賞にあたり登壇したNPO法人「日本ジビエ振興協議会」の藤木徳彦理事長は「ジビエは仏語。主に狩猟期、鉄砲で取れた野生動物を食することを指す」「駆除されているこうした鳥獣を有効活用すべく設立された」「何を持って成功か、成功事例の見えない活動だった」「昨年、厚生労働省から『野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針』『捕獲鳥獣の食肉利活用等に関する制度』がまとめられた」
 「今、日本では鹿80万頭、猪80万頭を捕獲しないと、山に餌がなくなり、地方の農業、田畑を荒らして多大な被害に繋がっている」「しかし、狩猟で得られる食材は品質・流通が整っていない。そういったところにどうにか明るさを取り戻せないか」「会場におられる外食産業界の皆さんに『ちょっとでも試してみたい』と思っていただければうれしい」と語った。
 また藤木氏の受賞を受けて、祝福に駆けつけた石破大臣は2015年2月に設立したジビエ議連の会長。石破大臣はすべてのアワード受賞者にエールを送るとともに、「ジビエ」の活用に向けての協力を改めて示した。

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