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アグネス・チャン親善大使、「フィジー」サイクロン被災地視察報告会
2016-03-25 12:58:05   From:篠原功   コメント:0 クリック:

アグネス・チャンは3月7日にユニセフ・アジア親善大使に就任した。その任命状署名式とサイクロン「ウインストン」被災地訪問報告会がこのほど日本ユニセフ協会で開催された。


フィジーの子どもたちと

 アグネス・チャン
 
ユニセフ・アジア親善大使任命状署名式と
「フィジー」サイクロン被災地視察報告会
 
 アグネス・チャンは3月7日にユニセフ・アジア親善大使に就任した。その任命状署名式とサイクロン「ウインストン」被災地訪問報告会が3月23日午後1時から、日本ユニセフ協会で開かれた。任命状署名式で挨拶に立った同協会副会長の東郷良尚氏は「アグネス・チャンさんは、これまで日本ユニセフ協会大使として大活躍していただいた。我々の法律を作る活動等、常に最前線に導いてくださった。アジア地区の親善大使就任は遅きに失したと思う。心からお祝いを申し上げたい」と語った。
 アグネス・チャンは「1998年に日本ユニセフ大使に就任して以来、18年間にわたって活動し、世界の多くの子どもたちの状況を見てきた。そして援助のやり方など、多くのことを学んできた。現場に行けば子どもたちが成長する、守られるべき権利が疎かにされ、苦しんでいる現状を目の当たりにする。このほどアジア親善大使ということで、さらに任務や責任が広がる。これからはアジアの子どもたちのおかれた現状を世界に発信し、理解してもらい、援助を広げることが求められる。子どもたちの幸せと、元気に育つことを願い、皆さんたちと活動をしていきたい」と決意を語った。


アグネス大使のフィジー視察


フィジーのサイクロン被災地の現状を報告するアグネス大使


東郷副会長からアグネス親善大使に任命状が渡された
 
◆子どもたちの笑顔のために援助が急務
 
 アジア親善大使に就任後の最初の視察先は1ヵ月前にサイクロン「ウインストン」に襲撃され、その爪跡が残るフィジー。3月20日から21日の2日間にわたり訪問し、農作物や生活インフラなどが壊滅的な被害を受けた地域の状況や子どもたちの生活などを視察した。
 今回の大型サイクロンは、約35万人の生活に大きな爪跡を残した。2万8000戸もの家屋が損壊し、多くの人々がいまも避難所などで不便な生活を強いられている。特に水の確保や感染症の予防など子どもたちの健康面への支援が急務だという。また、恐ろしい体験をした子どもたちへの心のケアも求められているという。
 アグネス・チャンアジア親善大使は、フィジーの歴史や現状を紹介するとともに、1ヵ月前のサイクロンで被災地した現地の状況をつぶさに報告した。アグネス親善大使は「フィジーは憧れの地だった。しかし、実際に現地を視察すると予想以上に厳しい現状を突き付けられた。子どもたちが笑顔でいられるように、アジア親善大使として任務を果していきたい。皆さんも素晴らしい観光地・フィジーを訪ねてください。日本の皆さんの援助を期待している」と訴えた。(写真=フィジーの写真は日本ユニセフ協会)

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