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笹川平和財団、マレーシアの女性議員招き、ムスリム民主化で講演会
2016-04-21 14:40:45   From:本紙記者   コメント:0 クリック:

公益財団法人笹川平和財団は4月20日、都内港区にある笹川平和財団ビルにおいて「『ムスリムデモクラット』運動とマレーシアの役割」と題する講演会を開催した。



アンワ―ル下院議員

笹川平和財団

マレーシアの女性議員招き、ムスリム民主化で講演会

アンワール下院議員が基調講演
日本など非イスラム世界の役割は?

 公益財団法人笹川平和財団は4月20日、都内港区にある笹川平和財団ビルにおいて「『ムスリムデモクラット』運動とマレーシアの役割」と題する講演会を開催した。マレーシア最大野党である「民主正義党」副党首であるヌルル・イザー・アンワール下院議員、シティ・アイシャー上院議員、エリザベス・ウォンセランゴール州議会議員の3名を招いたもので、講演会は第一部ではアンワール議員の基調講演。第二部では聖心女子大学国際交流学科教授である坪内淳氏をモデレーターに迎えてパネルディスカッションを催した。閉会後は会場を移して交流のレセプションを開いた。
 講演会では冒頭、笹川平和財団の田中伸男理事長が登壇、「ムスリムデモクラット」についての財団の取り組み、講演会の目的、狙いについて説明し、同財団が先ごろ発表したレポート「Women's Leadeship and Empowerment for Peacebuilding」を紹介、平和への取り組みに向けての「女性の力」の可能性について期待を寄せた。
 その後、アンワール議員の基調講演、パネル討論へと移行。質疑応答では長らく収監が続くアンワール・イブラヒム氏の近況についての質問なども寄せられ、今回来日した3名を応援するコメントも寄せられ、和やかな雰囲気の中で閉会した。


パネル討論

◆イスラム穏健派の連帯を支援する事業も

 笹川平和財団では2015年度よりイスラム国に代表されるイスラム過激派の動きに対して、イスラム穏健派の連帯を支援する「ムスリムデモクラットの連帯強化」事業を実施している。「ムスリムデモクラット」はマレーシアの元副首相で野党の指導者でもあるアンワール・イブラヒム氏が提唱した概念。「デモクラット」は「民主主義者」の意。言論の自由、公平な司法制度、拷問・奴隷制度を否定する基本的人権の尊重といった、どんな社会であっても望ましいと考えられる原則・理念を志す人々のことで、ドイツでは「クリスチャン・デモクラット」も進展しているという。
 今回、「デモクラット」をイスラムの文脈の中で位置づけ、広げていくために何をすべきか、日本をはじめとする非イスラム世界の役割は一体どこにあり、何ができるのか。イスラム穏健派が大多数を占める多民族国家であるマレーシアの役割について、理解を深める場、対話の場を設けたもの。
 今回招かれた3名の女性議員のうち、ヌルル・イザー・アンワール下院議員はアンワール・イブラヒム氏の長女。シティ・アイシャー上院議員はマレーシア憲政史上最年少で上院議員となった人物。また非イスラム、非マレー系のリウォン議員はセランゴール州で観光・環境・消費者問題担当の州執行理事として活躍している。

 

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