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中国著名国画家・李霞さん,第24回全日中展で「李霞東京特別企画展」
2016-05-13 15:11:20   From:篠原功   コメント:0 クリック:

このほど東京都美術館で開催された第24回全日中展で「李霞東京特別企画展」で23作品が展示され、訪れた鑑賞者の注目を集めた。


搏克頌① 少年强則中国强


李霞さん

中国著名国画家・李霞さん

第24回全日中展で「李霞東京特別企画展」

代表作23点展示、鑑賞者を圧倒する
活気満ち、精気溢れ、陽気で大らか

【リード文】
 桜前前線が北へと移動し、代わって鮮やかな新緑が眩しい上野公園――東京都美術館で4月25日から29日まで第24回全日中展・東京国際美術大展が開かれた。今回は中国を代表する画家・李霞さんが来日し、同展の中核的展示として「李霞東京特別企画展」を設け、23作品を展示し、訪れた鑑賞者の注目を集めた。そこで李霞さんに自身の作品について大いに語ってもらった。

【本文】
 李霞さんは1968年に遼寧省桓仁県に生まれた。マカオ国籍の女性作家だが、現在はアメリカに在住している。幼い頃から美術に強い関心を持ち、絵を描くようになった。美術に本格的に取り組むようになったのは中学校に入ってから。それから20年間にわたって寸暇を惜しむようにして絵を描き続けた。
 李さんはさらに絵の世界を極めようと、2009年に魯迅美術学院国絵部修士班に入って勉学に励み、2012年から2014年まで同学院同部で有名な許勇教授に師事、修士班の研修への参加が認められた。
 そこで厳しい研修を積み、卒業作品として大型国絵「少年強い国入り」というテーマの作品を完成させ、全国第12回美術展示会に出展し、話題を呼んだ。また、2014年秋、魯迅美術学院の張暉教授の修士班の研修に参加し、才能に磨きをかけた。
 2015年、『シルム』『奔馬圖』などの作品をロサンゼルスで開催された「米中書画アート展」に出展、最優秀賞を獲得した。また、2016年に人物画や動物画を20点余り、ロサンゼルス国際芸術博覧会に出展、好評を博した。
 現在、マカオの美術協会会員と米中華芸術学会会員として活躍しており、2016年には瀋陽工学院芸術とメディア学院の教授として招聘された。
 今回、全日中展では村山富市元総理大臣(全日中展最高顧問)、海江田万里民進党顧問、浜田和幸参議院議員など、錚々たるメンバーが書を出展した。李さんは全日中展への出展はの初めてだったので、このようなメンバーの参加に驚いたという。「もともと芸術を通じて中日の友好の絆を強化したいと望んできたので、今回のような全日中展に参加できて光栄」と語った。
 また、4月25日は、東京都美術館展示場でテープカットを終えた後、正午から上野「東天紅」に場所を移し、懇親会が開かれた。その冒頭で書道家・小林芙蓉さんの書の実演が行われた。横笛の音色をバックに「如」という文字を力強く書き上げた。書き終えると二人の女性が舞いを舞って書を称えた。李さんはこの一連のパーフォーマンスに驚いたという。「中国では書の実演は静かに行なうのが一般的だからだ」と微笑んだ。

 
母子情深


搏克頌② 勇士


三駿図

 
八駿図


楊門女将

博克頌シリーズに習主席の思想を反映
徹底した独創性で「対象」を描き切る

 さて、今回、李さんが全日中展に出展した作品について聞こう。まず、『博克頌シリーズ(少年強則国強)』『博克頌シリーズ(母子情深)』『博克頌シリーズ(王者帰来)』から。まず、最初の『博克頌シリーズ(少年強則国強)』は力強い肉体美を持つ屈強な二人の男がモンゴル相撲を興じているところを、まだあどけなさを残した一人の少年が見上げているという絵だ。
 李さんは「子どもが強くなれば国も強くなる。この絵には習近平国家主席の思想を反映した。2014年に習国家主席は清華大学での講演で『少年が強くなれば国も強くなる』と語った。そのことをこの絵に込めた」と解説した。
 次いで『博克頌シリーズ(母子情深)』は、母が息子に「必ずチャンピオンになれよ!」といって相撲のコスチュームの帯を結ぶ姿が描き、『博克頌シリーズ(王者帰来)』は激しい戦いで勝利を収め、晴れてチャンピオンになり、その証の馬を引き連れて凱旋してきたところを描いたという。これら作品は一つのシナリオのもとにシリーズとして描かれている。
 魯迅美術学院教授の許勇氏は、李さんのことを「活気あふれ、生き生きと陽気でおおらかな人。その作画スタイルは本人の性格のようだ。女性画家として彼女には生まれつきの素質と勤勉の心がある」と称えている。
 また、『博克頌シリーズ(少年強則国強)』は全国第十二回美術展に展示が許された。許勇教授は「彼女は私の生徒の中でも特に群を抜いており、教師として誇りを持っている。彼女の人物画は画幅が広く、重厚感があり、力強さが溢れ、観賞者の心を揺り動かし、男性に引けを取らない勢いがある。これこそが私たちの今の社会に必要なポジティブエネルギーだ。実に好ましく、めでたいことだ」と絶賛した。
 もう一つ紹介しよう。『八駿圖』という作品だ。八頭の駿馬が草原を自由奔放に駆け抜ける絵だ。この絵を眺めていると、駿馬の嘶(いなな)きと大地を蹴る蹄(ひずめ)の音が聞こえてくるような迫力が伝わってくる。
 李さんは「私は書も習った。だからこの絵は草書の感覚で画いた。中国には『書画同源』という言葉がある。だから草書にように画いた」。ちなみに「馬に乗って槍で戦う英雄を描いた『楊門女將』は篆書の感覚で画いた」という。
 魯迅美術学院中国画学部教授の張暉氏は李さんについて次のように語った。
 「李霞は自分ならではの独創性で馬を描いている。特に構想が巧みで、構図が斬新だ。それによって馬の正確かつ緻密な姿を再現している。馬の姿を鋭い観察眼で研究し、洗練された力強い筆使いで生き生きと描き切っている。描くことが首尾一貫しており、筆が連続性を持って動き、一気呵成に作品を完成させてしまう」と評価した。
 また、許勇氏は、この作品を幾度も頷いて称賛し、「他の人は私の馬の描き方を真似して学んでいるが、李霞は私の馬を描く際の精神を学んでいる」と称えた。
 李さんはキラキラした眼差しで次のように語った。「私には一つの夢があります。いつか私の作品が世界の有名な博物館で掛けられ、心から慕う大画家の作品と並んで展示されること。夢があれば、人一倍努力すれば、万が一実現するかもしれません」。
 

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