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伊藤忠、中国で病院経営  数百億円投じCITICと合弁、日本のノウハウ活用
2016-09-20 12:18:31   From:日本経済新聞社   コメント:0 クリック:

同国では経済成長に伴う所得増加で高度医療の需要が増しているが、治療拠点が不足している。日本の医療ノウハウを提供して成長市場を開拓する。
伊藤忠商事は中国で病院経営に参入する。資本提携している中国最大の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)グループと合弁会社を設立する。伊藤忠側の投資額は総額で数百億円規模とみられる。日本の大手企業が中国で病院経営に参画するのは初めて。同国では経済成長に伴う所得増加で高度医療の需要が増しているが、治療拠点が不足している。日本の医療ノウハウを提供して成長市場を開拓する。
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 伊藤忠とCITICグループのCITICメディカル(中信医療健康産業集団)が19日、事業化調査で合意した。半年間ほど収益性などを調べた後、合弁会社を設立する。CITIC側が5割強、伊藤忠が残りを出資する方向で協議している。

 CITICメディカルは広東省や山西省で総合病院など約7カ所の医療施設を運営している。このうち複数の施設を合弁会社が買収し、移管する見通し。伊藤忠は医療技術の研修のため日本の病院を紹介したり、医療機器を供給したりして、効率的な経営を支援する。新たに病院買収も視野に入れ、事業規模を広げる。

 中国でも高齢化が進んでおり、今後、医療関連市場の拡大が見込まれる。経済産業省などによると、中国の医療支出は2012年に07年比で3倍に拡大した。

 中国政府は医療サービスを改善するため病院の民営化を進めており、14年に北京市や上海市などの一部地域で外資による病院設立を解禁した。ただ事業環境が不透明なため、参入企業はまだ数社にとどまっている。

 伊藤忠はこれまで日本で神戸市の市民病院の運営に携わったほか、医療機器の販売、医薬品の開発支援ビジネスを展開してきた。日本の高度な医療サービスを合弁会社に提供していく。

 伊藤忠は15年、アジア市場の開拓を強化するため、約6千億円を投じてCITICと資本提携した。衣料やネット通販での連携を模索しており、医療も提携戦略の一環となる。

 日本企業が海外で医療事業を強化する動きが出始めている。大手商社では、三井物産がマレーシアの病院運営大手、IHHヘルスケアなどアジアの病院関連事業に相次いで出資している。三菱商事もフィリピンで病院開発に参画した。

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