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さわるな超危険!全国に出現中の「殺人キノコ」にご注意を
2016-09-24 14:15:00   From:まとめ   コメント:0 クリック:

■宮城県仙台市で「カエンタケ」が見つかった

19日、仙台市太白区長町越路の山林で、ハイキング中の男性がカエンタケを発見。

腐食したナラの木の根元に4本生えていたといい、市保健所は注意を呼び掛けている。

8月には同市泉区寺岡でも見つかっている

仙台でカエンタケ発見ってマ?

■カエンタケとは?

ニクザキン科のキノコで、長さは3~15センチほど。

表面はオレンジ色から赤色で、全体がまるで燃え上がる炎のように上に伸びているのが特徴。

夏から秋にかけて、林内の地上やブナ、コナラなどのナラ類の枯れた切り株などに発生する。

カエンタケは「トリコテセン類」という非常に強い毒性を持つ。

致死量はわずか3gで、日本では6例ほどの中毒事例が報告、計10名の中毒患者が出ており、うち2名は死亡している

薬用と勘違いして酒に浸して飲んだ人が死亡した例もあるとか

誤って口にすれば約30分後には悪寒や嘔吐(おうと)、手足のしびれなどを発症。

数日後には、消化器不全や小脳萎縮による運動障害など脳神経障害を引き起こし、最悪の場合死に至る。

また回復しても、小脳の萎縮・言語障害・運動障害、あるいは脱毛や皮膚の剥落などの後遺症が残ることがある。

トリコテセン類には皮膚刺激性もあるため、触るだけでも皮膚がただれるなどの症状が起きる。

毒は加熱したりしても消えないので注意!

■実は近年、このカエンタケが全国で大量発生している

もとは発生量が少ないカエンタケだが、ここ20年で全国各地で確認されるように。

昨年8~10月には、生駒山山麓(同県生駒市)で100本以上生えているのが発見されている。

四條畷の府民の森でまたまたカエンタケ発見。 猛毒のキノコで触るだけでも危険! pic.twitter.com/LK7n55Bogo

ちょび っと ひょっこり カエンタケさん ちいさくて かわいい けど さわるな キケン です もうどく よpic.twitter.com/dZL4klQfgT

Twitterでも多数の報告が

原因として挙げられているのは「ナラ枯れ」

ナラ枯れとは…

「カシノナガキクイムシ」という体長5ミリほどの昆虫が樹木に「ナラ菌」を持ち込むことで発生する木の病気

感染すると樹木が枯死し、木の葉は茶色く変色、幹はもろくなって折れやすくなる

薪や炭として利用されていたコナラだが、需要の減少とともに樹齢60年を超えるような老木が増加したことが、被害拡大の要因。

この「ナラ枯れ」被害の拡散と、カエンタケの発生時期や場所が重なるという。

しかし「カシノナガキクイムシ」はカエンタケを直接的に伝播しているものではないため、詳しい因果関係は不明

■もし発見した場合…

見つけた場合そのままにするのではなく、危険を知らせて他の人が被害に遭わないようにすることも重要。

■誤って食べた、触った場合の対処法

食べてしまった場合は、少しでも早く吐かせたのち、医療機関を受診する事。

手で触れてしまった場合は、石けん(なければお茶や水)を使用して、充分に洗浄すること。

触れてから4~5時間後でも充分効果はあり、洗浄した後は医療機関を受診するように。

■日本には、カエンタケのほかにも毒キノコがたくさんある

日本で良く目にする毒キノコだそうです ドクツルタケ ツキヨタケ カエンタケ ドクツルタケは俺もどっかで見かけたなぁpic.twitter.com/99CmoOszj6

日本に存在するキノコの種類は4千~5千で、うちシイタケやマツタケなど、食べることができるのは約100種類だけ。

毒キノコは約40種類が確認されているが、それ以外の大半は毒があるかどうかも不明。

食用キノコかどうかを見分けるのはプロでも難しい

ベニナギナタタケ 木の根元からチロチロ上がる炎のよう。 カエンタケではありません。 pic.twitter.com/ndMHofgDEW

なんとこちらは食用可能(味は微妙…)。カエンタケの誤食事故が起こる最大の原因

こちらがツキヨタケさん。ヒラタケやシイタケに間違えやすい毒キノコです。夜になると光るところから名前ついたらしいです。 先日紹介したカエンタケ大先生とは違い、食べて死にはしませんが、まあ食べない方がいいかと。pic.twitter.com/az4dC0u5By

日本で中毒例がもっとも多いツキヨタケ。キノコ狩り歴10年以上のベテランの中毒報告例もある

キノコは発生時期、場所などで、写真や絵と形態が異なることも多く、簡単な見分け方は存在しない。

■素人が安易に手出ししないことが一番大事!

専門家は「毒キノコを見分ける迷信や言い伝えを信用してはだめ。見分けるためには、キノコの形や特徴を1つ1つ覚えること」

「食用かどうかの判断は、本当に慣れた人に任せる。素人判断で食べるのは控えてほしい」と話している。

山に出かけることも多い秋の行楽シーズンだけに、注意してくださいね


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