中国、2024年に唯一の宇宙ステーション保有国に
2016-10-08 14:57:34 From: コメント:0 クリック:
雷氏によると、中国宇宙ステーションの建設案はすでに確定されている。宇宙ステーションには1つのコアキャビン、2つの実験用キャビンが含まれる。ドッキング用の複数の接続口があり、複数の宇宙船の同時ドッキングが可能。2018年頃には宇宙ステーションの試験的コアキャビンが、長征5号ロケットにより軌道に送り込まれる。2022年頃には、中国は基本モジュールである20トン級キャビンを組み合わせた宇宙ステーションを開発し、打ち上げる。
宇宙ステーションはその後毎年、有人宇宙船や補給船とドッキングし、補給を行う。地球から400キロほど離れた軌道上で、10年に渡り運行を維持する(10年は設計上の耐用期間)。中国はロシアに続き、一国のみで宇宙ステーションの建設を完了する国になる。宇宙飛行士は宇宙ステーションに1年以上駐留できる。
中国有人宇宙事業弁公室の楊利偉副主任はインタビューを受けた際に、「中国の宇宙ステーションは、将来的に世界各国と協力するためのスペースを確保してある。宇宙ステーションの発展において、中国はより開放的な姿勢により、プランの策定、設備の開発、宇宙空間の応用、宇宙飛行士の育成、共同飛行などの面で交流と協力を切り開きたい」と発言していた。
中国は1992年に、有人宇宙事業の「3ステップ」発展戦略を確立していた。1歩目は有人宇宙船の段階、2歩目は宇宙実験室の段階で、3歩目は宇宙ステーションの段階だ。これは宇宙で、短期的な自主飛行が可能な、長期的に整備される大型宇宙ステーションを建設するということだ。
中国初の正真正銘の宇宙実験室「天宮2号」が今年9月15日に打ち上げられ、中国有人宇宙事業の2歩目の第2段階の幕を開いた。これは中国の宇宙ステーション建設前の、最後の全面的な技術検証となる。
計画によると、宇宙飛行士2人が10月中旬に有人宇宙船「神舟11号」に乗り、地上から393キロ離れた軌道上で天宮2号とドッキングし、30日間の中期駐留を終える。これにより再生型生命維持システムなどの宇宙ステーションのコア技術を把握し、一定規模の宇宙空間応用を実施し、中国の宇宙ステーション建設・運行の基礎を固め、経験を蓄積する。
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