珠海航空ショーの装備の50%が初公開 期待集まる
2016-11-02 10:46:28 From:チャイナネット コメント:0 クリック:
第11回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が1日午前に開幕し、装備の50%が初公開となった。これは世界各国の軍・メディアから注目され、活発に議論された。J-20戦闘機が最大の見所だが、これがすべてではない。台湾紙『旺報』は、「J-20の他に、Y-20輸送機、H-6K戦略爆撃機、CJ-20巡航ミサイルなどを含む18機種・ミサイル・レーダー主戦装備、及び39種の関連兵器など110点以上の武器装備が同時に展示される。今年は珠海航空ショー20周年だ。1996年の台湾海峡危機後の第1回航空ショーで第2世代戦闘機J-8Ⅲが展示されたが、今や第4世代戦闘機のJ-20が展示されている。ここからは中国大陸部の軍事装備が、いかに力強く発展したかを見て取ることができる」と伝えた。
米タイム誌は「珠海航空ショーで中国が展示する軍事技術が向上し、顧客を集めている。珠海航空ショーの開幕日、マレーシアのナジブ首相が北京を訪問した。中国の巡視船の輸入契約に調印する見通しだ。パキスタン、カンボジア、ミャンマーなどの国も中国製の武器を購入しており、その他のアジア諸国もこのほど注文を開始した。タイは4月、価値にして2億ドル規模の中国製戦車の輸入契約に調印し、その後さらに10億ドル規模の潜水艦の輸入契約を結んだ。フィリピンのドゥテルテ大統領も先月、中国製武器の購入に意欲を示した」と報じた。
ロシースカヤ・ガゼータ紙は「ロシアは今回の珠海航空ショーで、中国の航空ショーのみならず、ロシアが参加したすべての国際軍事展覧会の中でも最大の軍事装備展示ブースを設置した。ロシアの400人からなる代表団は、280点の軍事装備のサンプルを展示。今回の航空ショーには42カ国・地域が出展し、国内外の出展企業は700社以上に上る。外国企業が占める比率は45%前後」と伝えた。
軍事専門家の尹卓氏は「今回の航空ショーを見ると、中国空軍の装備が10-15年の力強い研究により、豊作を迎えたことがわかる。これはさらに十年以上続く可能性がある。全体的に見ると、中国の国防科学技術及び軍事装備はすでに、世界3位の軍事強国としての実力を完全に支えることができる。しかし我々は取り組むべき点についても認識する必要がある。例えば中国は西側諸国やロシアと比べ、動力装備で遅れている。ハイテク装備の技術成熟度でも、米国に一定の差をつけられている。中国のJ-20は前世紀90年代に就役を開始した米国のF-22戦闘機に劣らないが、技術の成熟度ではまだ遠く及ばない。情報化システム全体を見ても、中国は先進国に差をつけられている。重要・中核部品にも取り組みの余地が残されている」と指摘した。
ドイツのウェブサイトは1日「珠海航空ショー、中国の自信を示す」と題した記事の中で「中国は珠海航空ショーで各種軍用機・設備を展示するほか、多くの民間製品を展示した。中国にとって、これらの製品は大きな意義を持つ。これらの製品は中国の軍需産業モデルチェンジの成功例だ。中国の軍需産業は現在、軍民融合の段階に入っている。国有企業と民間部門の積極的な協力と競争は、軍需産業の科学技術発展を促し、民間に大きな経済効果をもたらしている。中国は『スペースパワー』を未来の戦略としており、今や大きな一歩を踏み出した」と伝えた。
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