コロンビア和平、議会で承認 半世紀の紛争に幕
2016-12-01 15:34:06 From:日本経済新聞社 コメント:0 クリック:
南米コロンビアの下院は30日、政府と左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)が署名した新たな和平合意文書を承認した。賛成が130票で、対ゲリラ強硬派が採決を欠席したため反対はゼロだった。すでに29日には上院で承認されており、半世紀以上続いて22万人の犠牲者を出した紛争が正式に終結する。
両者が11月24日に署名した新たな和平合意では、FARCが所有財産を差し出し、紛争犠牲者や遺族の補償に充てられるなどの修正がされた。
ただ新たな合意でも、特別法廷で罪を認めた場合の刑罰の減免、政治参加は従来通りに維持された。ウリベ前大統領ら対ゲリラ強硬派はさらなる修正を求めたが、政府は応じなかった。
政府とFARCは2012年に和平交渉を開始。今年9月下旬にサントス大統領とロンドニョ最高司令官が和平合意に署名したが、10月2日の国民投票では僅差で否決された。その後は停戦を維持したまま、キューバで修正協議を実施した。
サントス氏は紛争終結への努力が認められ、今年のノーベル平和賞の受賞が決まった。12月10日に授賞式が予定されている。
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