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南海の行為は和を大切なものとし、正しい道から偏らないように
2013-08-09 10:44:44   From:   コメント:0 クリック:

中国の王毅外交部長は5日ベトナムで、中国はASEAN(東南アジア諸国連合)各国と『南海各方行為宣言』を実行する枠組みの下で「南海行...
 中国の王毅外交部長は5日ベトナムで、中国はASEAN(東南アジア諸国連合)各国と『南海各方行為宣言』を実行する枠組みの下で「南海行動準則」プロセスの推進を研究討議することですでに合意したと表明した。王毅外交部長の今回の態度表明は、中国が関連の各当事国と共同で条件を創造し、平等な協議を通して南海問題を解決することを望んでいると再度表明した。

  明言を避ける必要はなく、中国は南海で重要な利益を持ちつつ、南沙群島に対する主権の立場も明確で一貫したものだ。中国は直接関連した国家が交渉・協議を通して、争議を平和的に解決することを以前から主張してきた。中国は南海の平和安定や航行の自由と安全をたいへん重視しており、そして現在南海の航行における自由と安全が十分な保障を得ている。世界経済の回復・発展に従って、中国は南海の国際航路がより充分利用できることを望んでいる。

  今年3月中国の外交部長に就任してから、わずか4ヶ月余りの期間に、王毅外交部長はASEAN10カ国のうちの7カ国を訪問し、また南海問題がおのずと何回もの対話の中で避けられない話題となった。8月2日の「中国―ASEANハイレベルフォーラム」開幕式の式辞の中で、王毅外交部長は明確に関連国家が南海問題で「情勢を誤って判断し、過ちを繰り返さないように」警告している。8月5日、中国がいかに「南海行動準則」のプロセスを推進するかに関する記者の質問に対して、王毅外交部長は中国側が「準則」制定に対して積極的且つ開放的な態度を持っていることを再度表明した。

  今まで、一部の西側メディアが「宣言」を避け、しきりに「準則」の話題で、故意に中国に泥を塗り、中国が「準則」の交渉を拒んで、南海問題を膠着した局面に陥らせたと伝えている。事実上、中国は機が熟した時「準則」の制定を研究討議することに対して、これまで開放した態度を持ち続けている。6月30日、中国・ASEAN外相会議の後発表された共同声明で、双方が9月に「準則」に関する協商を行う見通しだと明確に指摘している。


  しかし、これは中国とASEAN各国が『南海各方行為宣言』を二度と実行しないことを意味するのではない。この中国とASEANが2002年11月4日に締結した南海問題に関する政治文書は、長年に渡り南海情勢の平和・安定を維持し続けてきた基礎なのだ。連続性から見て、「準則」の推進とプロセスの制定は、『宣言』制定の経験を参考にすべきで、「準則」は絶対に『宣言』に取って代わることはできず、「準則」の制定は、更に全面的且つ効果的に『宣言』を実行するプロセスの中で、順を追って漸進的に推進してこそ正しい道となる。

  事実上、南海問題は中国とASEANの個別国家との問題にすぎず、直接の当事国が二国間の交渉により解決方案を達成させることを堅持することが、最も根本的な道であり、最終的に解決させる道でもある。目下、中国はASEANと『南海各方行為宣言』を実行する枠組みの下で、『南海行動準則』プロセスの推進することを研究討議し、「具体的な争議を解決するためではなく、南海地域の平和と安定を共同で守ることに尽力していくためです。」

  南海問題に対して、中国は対話の門を開いており、関連国家が互恵互利・ウィンウィンを堅持し、「共同開発」の道を研究討議することを望んでいる。中国も関連国家が和を何よりも大切なものとし、向き合いながら進み、地域の未来の発展と民衆の切実な利益を重視して、正しい道から偏らないことを望んでいる。

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