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習主席、米中協力呼びかけ 米軍制服組トップと会談
2017-08-18 00:14:17   From:日経   コメント:0 クリック:

  中国の習近平国家主席は17日、北京の人民大会堂で米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長と会談した。北朝鮮の核・ミサイル問題や南シナ海問題などを念頭に「米中は立場の違いを適切に処理し、共により良い未来を築いていきたい」と協力を呼びかけた。ダンフォード氏は「リスクを適切に管理して両軍関係を発展させたい」と応じた。

 中国国営新華社が伝えた。習氏は「米中関係には時に風雨もあるが、その後には虹がかかるものだ」と述べ、米中協力の重要性を強調。ダンフォード氏の訪中に合わせて米中両軍の参謀部門の対話メカニズム創設文書に署名したことを「両国関係の発展に積極的な役割を果たす」と評価した。

 これに先立ち、中国軍制服組トップの范長竜・中央軍事委員会副主席もダンフォード氏と会談し、北朝鮮問題について「軍事的手段は選択肢になりえない」と指摘。軍事圧力を強めるトランプ米政権をけん制した。AP通信によると、ダンフォード氏は会談後に記者団に対して「軍事的手段をとれば非常に恐ろしいことになる。しかし、北朝鮮による核弾頭を搭載した弾道ミサイルの開発を許すことはありえない」と反論した。

 習氏が公式の場に姿を現したのは8月1日以来、16日ぶり。この期間中は引退済みの党長老らと秋の党大会での幹部人事について非公式に協議する「北戴河会議」に出席していたとみられる。習氏が公式活動を再開したことで同会議の終了が確認された。

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