人の心が善に向かうエネルギーを喚起する
2013-08-12 16:11:32 From: コメント:0 クリック:
意外な答えだった。ディケンズの小説は、「自分の家の暗部をさらしている」と形容しても言い過ぎではなく、資本主義社会の醜さと悪を例証しているとみなされることが多い。
しかし、ディケンズは、それほど多くの悪人や悪事を描いても、文体は一貫して温厚な暖かみがある。英国人は自分の家の恥を暴露されることを気にしないどころか、彼の小説は社会全体が善に向かうように着実に推し進めたと評価している。善に向かう第一歩は、人の性に悪があることを隠し立てるのではなく、それを認めることかもしれない。
善に向かう第二歩は、個人が責任を負う必要がある。いかなる具体的な悪行についても、個人の責任は、社会の責任に比べて決して軽くはない。確かに、道徳のボーダーラインを越えたとき、私たちの道徳、教育、法律にどんな偏りや見落としがあったのかを探求しなければならない。しかし、それと同時にボーダーラインを越えた人を叱責し、罰して戒めることが求められる。悪は悪であり、曖昧にはできない。
この夏は特に猛暑だ。路上での言い争いから、女児を地面に投げつけて殺す者、新生児を人身売買する産婦人科医、夫が少女を強姦、殺害するのを幇助する 妊婦、集団で売春する裁判官。これらの悪行をひとつずつ挙げると、ひどく情緒を害する。
だが、私たちは胸に手を当てて反省すべきではないだろうか。道徳の低下を嘆くとき、私たち一人ひとりは、人の心に温もりを与えるために自発的、自覚的に何かをしたことがあるだろうか。
ユーゴーは「無限の光明さを放つのは人の心であり、また無限の暗闇を作り出すのも人の心だ。」と語った。劉備は「悪小なるを以ってこれを為すなかれ。善小なるを以って為さざるなかれ。」と戒めた。「人」の字の構造は相互に支え合うもので、各人が邪悪な考えを捨て、努めて善良に行動することによって、社会全体の道徳を守ることができるのだ。
笑顔から始まり、毎日、小さな善いことを行う。自分自身のために、後世の人々のために、理性で人の心が善に向かうエネルギーを喚起し、法律制度で人の心が善に向かうエネルギーを守ろう。
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