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水不足解消の「南水北調」計画、5000万人に恩恵
2017-09-16 23:43:02   From: cri    コメント:0 クリック:

 慢性的な水不足を解消するため、中国南方地域の水を北方地域に送り込む「南水北調」の中央線プロジェクトが完了し、給水を開始してから2年余りが経過しました。

 今年9月13日までに、同プロジェクトが華北地区に供給した水の量は累計96億立方メートルとなり、北京や天津、河北、河南に住む5310万人がその恩恵を受けています。中でも北京市は、水道水の7割以上が、「南水北調」によって供給されています。

 国務院南水北調弁公室が発表したデータによりますと、2014年12月に南水北調中央線プロジェクトが完了して以来、北京市には累計26億立方メートルの水が供給され、1100万人の北京市民がその恩恵を受けているということです。

 現在、北京市には南水北調プロジェクトを水源とする水処理場が8カ所あり、毎日300万立方メートルの水道水を供給し、給水範囲は都心部や豊台地区などの地区をカバーしています。

 また、北京市は南水北調プロジェクトから輸送される水を中型ダムと大型ダムに貯水しており、これによって密雲ダムの貯水量が2000年以来の記録を更新したほか、年々下降する傾向にあった地下水の水位にも良い影響を与えているということです。

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