中国、共青団トップを更迭 習主席がけん制か
2017-09-20 21:23:26 From:日経 コメント:0 クリック:
中国国務院は20日までに、共産党青年組織である共産主義青年団(共青団)トップの第1書記を務めていた秦宜智氏を、食品安全などを所管する国家質量監督検験検疫総局副局長に任命した。閣僚級のポストだが、共青団の歴代トップが地方の代理省長に転じることが多かったのに比べて地味な扱いで、事実上の降格との見方が多い。
最高指導部を刷新する5年に1度の党大会を10月に控えるなか、人事の主導権を握りたい習近平国家主席が共青団をけん制した可能性がある。秦氏は党大会に出席する2300人の代表名簿からも外れている。
共青団第1書記は李克強首相や胡春華・広東省党委員会書記らも務めた出世の登竜門ポスト。秦氏は四川省やチベット自治区の地方幹部を経て2013年から就いていた。ただ、習指導部は共青団について「官僚化、貴族化の問題がある」などと批判し、昨夏には共青団の幹部を減らす改革案を発表していた。
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