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中国、反腐敗の成果を誇示 5年で次官級280人処分 
2017-10-09 22:10:04   From:日経   コメント:0 クリック:

【北京=永井央紀】中国の汚職摘発を担当する中央規律検査委員会の第8回全体会議が9日、北京市内で開かれた。18日に開幕する5年に1度の党大会を前に、習近平指導部は1期目の5年間に次官級で280人、局長級で8600人を汚職で摘発したとの成果を誇示。民衆からの支持を回復させ、一党支配の正当性を強固にしたと強調している。
習近平国家主席(左)と中央規律検査委員会の王岐山書記(中)。右は李克強首相(9月30日、北京市)=AP
 

習近平国家主席(左)と中央規律検査委員会の王岐山書記(中)。右は李克強首相(9月30日、北京市)=AP

 

 会議が開かれた北京市内の党施設周辺は9日朝から厳重な警備が敷かれ、軍などの特別車両が出入りするのが確認された。会議は党大会に提出する報告について審議、了承し、王岐山・中規委書記が演説した。報告や演説の内容は公表されていない。

 党大会前の中規委全体会議は、中央委員会の全体会議に合わせて開かれることが多いが、今回は異例の単独開催となった。習指導部が1期目の最大の成果とする反腐敗運動を担った中規委の独立性を高める狙いとの見方がある。

 習氏は党内にまん延する腐敗を改善しなければ、中国共産党は民衆からの支持を失い、いずれ政権を失いかねないとの危機感を繰り返し訴えてきた。この5年間に現役の政治局員だった孫政才・前重慶市党委書記や、軍制服組トップの郭伯雄、徐才厚の両前中央軍事委員会副主席ら高官を相次ぎ摘発。庶民と接する機会の多い末端組織にもメスを入れ、反腐敗対策に対する民衆の満足度は2012年の75%から16年に92.9%まで上がったと強調している。

 習指導部は来春の全国人民代表大会(国会に相当)では、あらゆる公職者の汚職摘発を担う新組織「国家監察委員会」を新設する。党中央が各機関や地方に派遣して汚職状況を調べる「巡視組」制度と合わせて、摘発体制整備の成果と位置づけている。

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