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王毅外相、河野太郎外相と北京で会談
2018-01-29 12:19:26   From:cri   コメント:0 クリック:

 王毅外相は28日、北京の釣魚台国賓館で、中国訪問中の日本の河野太郎外相と会談を行いました。

 王外相は席上、「今年は中日平和友好条約締結40周年の年である。これまでの40年間、両国関係が歩んできた道のりは平坦なものでは無かった。双方とも初心を忘れず、条約締結当時の精神を温め、ポジティブとネガティブの二つの面から経験と教訓をくみ取り、平和友好という大きな方向性をしっかりと持って、両国関係を改善し続ける方向に向けて推進していく必要がある。双方は中日間の四つの政治文書の精神と四項目の原則的共通認識を徹底的に遵守し、歴史を鑑に、未来に向かい、両国関係の政治的土台をしっかり守っていかなければならない。双方は政治的相互信頼を構築しなければならない。日本には、中国に対する認識を心の奥底からしっかりと把握し、中国をライバルとしてではなく、真の意味でパートナーとして見なし、中国の発展を脅威ではなく、チャンスととらえてほしい。また、双方がデリケートな問題の善処について原則と準則を確立したことから、日本側には信用を重んじて約束を守り、決まった事項に従って物事を進めてほしい。『一つの中国』の原則に従って台湾問題に対処し、チベットや新疆などに関係する問題における中国の主権と安全保障上の権益を適切に尊重してほしい」と述べました。

 これを受け、河野外相は「日中は世界第二、第三の経済大国になった。安定した日中関係の発展は両国の利益だけでなく、世界全体への利益にも適うものだ。日本は日中平和友好条約締結40周年と中国の改革開放40周年を契機に、原点をしっかりと胸に刻み、初心を忘れずに、戦略的互恵の精神と『双方は、互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』という共通認識に基づいて、日中関係が新しい段階へと邁進できるよう、後押ししていく必要がある。日本はこれからも1972年の『日中共同声明』に従い、台湾関連問題に対処し、チベットと新疆は中国の内政であるという認識で関連問題に適切に対処していく」と表明しました。

 双方は、平和友好条約締結40週年を契機に、各レベルの往来を強め、文化、地方、メディア、青少年などの分野で多種多様な交流を展開し、両国関係を再び正しい軌道に乗せるための、良好な民意と社会の基礎を作っていくことで意見の一致をみました。また、トップ同士の交流が両国関係の改善と発展に重要な牽引的役割を持ち、新しいラウンドの中日韓首脳会議を早期に開催することの必要性を認め、それに向けての環境づくりに努めることに同意しました。

 双方はさらに、それぞれの比較優位性を生かし、互恵協力を強め、共同利益を拡大することを確認しました。日本側は「一帯一路」の建設に参加し、第三国での協力に対し前向きな態度を示しました。

 双方は両国間における海空連絡メカニズムの構築に関する原則的合意に歓迎の意を表し、早急な調印と実施に期待を示しました。双方はまた、東海を平和、協力、友好の海にするよう共に努力しなければならないこと、共に自由貿易システムを維持し、地域経済の一体化推進を速め、開放型の世界経済を構築していかなければならないことを確認し合いました。

 このほか、朝鮮半島の核問題など地域の問題を巡った意見交換も行われました。

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