中国における消費のグレードアップが鮮明に
2018-08-14 13:22:08 From:cri コメント:0 クリック:
北京市朝陽区にある三源里野菜市場は、品揃いが豊富なことから「野菜の国際連合」と呼ばれています。日ごろよく見かける海鮮や輸入果物のほか、世界各地から集められた様々な調味料など、多様な商品が揃っています。中国の消費力が向上するにつれ、多くの中国消費者がこの市場を訪れ、異国のグルメを買い求めています。
三源里野菜市場は中国人の消費向上を反映する縮図だといえます。消費が経済成長に果たす基礎的な役割は確かなものになっています。中国国家統計局の毛盛勇報道官は、「今年の上半期、消費がもたらした中国経済成長への貢献率は8割近くにまで達し、昨年同期比で14.2ポイント増えた。そのうち、一部の大口商品の輸入成長が比較的早いほか、化粧品の成長は倍に増え、海産品の輸入量も12%以上増加した」と述べました。
また、商務部がこのほど発表した報告書によりますと、月収が2万元を超える家庭の消費者の大半が輸入商品を購入したことがあり、1年以内に輸入商品を購入する意欲がある割合は86.6%に上るとしています。また、消費者は、食品、アパレル、化粧品に関する注目度が高いということです。企業調査によりますと、9割近くの企業が現在の輸入状況を維持し、7.2%が輸入を増やすと示しました。
今年に入ってから、中国の政府関係者は多くの場面で開放と輸入を更に拡大するシグナルを発信してきました。今年11月、第1回中国国際輸入商品博覧会が上海で開催される予定です。これについて商務部の高峰報道官は「中国は世界各国の企業が中国の膨大な市場利益を享受することを歓迎する」と示しています。
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