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「和して同ぜず書画展2018北京」開幕へ
2018-08-24 16:07:38   From:cri   コメント:0 クリック:

 中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)国際放送と国家ラジオテレビ総局美術協会が共催する「和して同ぜず書画展2018北京」が民族文化宮展覧館で盛大に開幕しました。6日間にわたる書画展では、中国、朝鮮、日本、モンゴル、韓国の芸術家たちの書道や絵画作品180点余りと各国の青少年の作品60点余りが展示されています。開幕式には中国ラジオテレビ社会組織連合会、在中国日本大使館、韓国大使館、各国の芸術家ら約200人が参加しました。チャイナ・メディア・グループ国際放送の胡邦勝副局長は開幕式で挨拶し、「習近平総書記は人類の運命共同体を構築する理念を打ち出した。我々東北アジアの各国は率先して運命共同体を結成していくべきだ。なぜなら、中国、朝鮮、日本、モンゴル、韓国の5カ国は地理的には一衣帯水で、文化的にも深い根源で結ばれている。東北アジア各国の人々は、書道と絵画を通して絶えず交流し、感情を通わせている」と述べました。

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歓迎の挨拶をする中央広播電視総台国際放送の胡邦勝副局長

 また、この活動に協力した陝西省漢唐文化創意研究院の李成平院長は「北京で『和して同ぜず書画展』が行われることは、このプラットフォームの価値を最大限に発揮させていると言える。東北アジア各国の『和して同ぜず』文化の融合と魅力を展示し、東北アジア諸国の文化交流や政治、経済の相互連結を力強く支持していきたい」と述べました。

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中継で陝西省の作品を紹介する陝西漢唐文化創意研究院の李成平院長 撮影:王維

 清華大学の教授で李苦禅芸術研究会の副会長を務める李燕氏は作品を出展した中国の芸術家を代表して挨拶に立ちました。李氏は「私たちの書画展のテーマは一貫して変わっていない。それは『和して同ぜず』である。すべての国はその他の国や民族と異なるものを持っている。それと同時に、わたしたちは人類の運命共同体で生きている。我々が有するのは一つの地球だけである」と強調しました。

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清華大学教授で李苦禅芸術研究会副会長の李燕氏

 教育部第十二次五カ年計画課題チームの責任者の1人である普穎華氏は「こうして『和して同ぜず』書画展の作品をこの目で見ている。『一帯一路』構想によって、ここで一堂に会するチャンスが作られた。在席の皆さんが社会や東アジア、人類に知恵を貢献し、生き生きとした中国と東アジアの文明が世界に広まり、人類に幸せと喜びをもたらすことを祈っている」と述べました。

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教育部第十二次五カ年計画課題チームの責任者・普穎華氏

 日本の書道家小林芙蓉女史は挨拶の中で「日中平和友好条約は、ちょうど40年前の8月にここ北京で調印された。条約では、中国と日本、そしてアジア全体の平和が願われ、未来に託された。それから40年が経過し、かつて願われた「両国の平和」という未来が多くの方の努力のおかげで、現在に続いている。 先人たちが40年前に北京で願ったように、私も書を通じて、今ある平和に感謝し、そしてこれから先の未来においても世界が調和し、愛で満たされることを祈りたい」と述べました。

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揮毫する小林芙蓉女史

 在中国韓国美術協会の尹一権(ユン・イルグン)会長は、「韓国、中国、日本、朝鮮、モンゴルは漢字文化の影響を受けた国だ。現在でも韓国では孔子の儒家思想の影響力は依然として大きい。孔子が提唱した『和して同ぜず』を活動のタイトルにすることは深遠な意義を持っている。互いに違いを認め、それを尊重し合う態度こそが、各国の間の文化交流と発展にプラスとなる」と語りました。

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在中国韓国美術協会の尹一権会長

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開幕式に出席するゲストらが記念写真

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作品を鑑賞する元の国家ラジオテレビ総局副局長・現中国ラジオテレビ社会組織連合会副会長・張丕民氏(左1)撮影:王維

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青少年展の様子

 開幕式の後、小林芙蓉女史は日本の太鼓の伴奏の下で揮毫し、日本の書道ならではの魅力を披露しました。そして午後に行われた座談会で、中日韓3カ国の芸術家らは心ゆくまで話し合い、芸術に関する考え方や互いの国への印象などについて交流しました。和やかな雰囲気の中で行われた座談会は、深く参加者の心を通わせました。

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一堂に会して交流する各国芸術家たち

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薛海涛さんと自作「敦煌シリーズ」(36枚の中の1枚)

 今回の開幕式では中国網(チャイナネット)が中継し、2万人以上が開幕式の様子を閲覧しました。なお、「和して同ぜず・東北アジア書画展」という文化のブランドは2014年に創設され、中国の北京市や湖北省、日本の東京や大阪、モンゴルのウランバートルなどで展示会や交流会を行ってきました。2018年からは正式に「和して同ぜず書画展」に名を変えました。今年は、4月に日本の東京都美術館、6月に陝西省の西安市でそれぞれ書画展を行い、中国、日本、韓国、朝鮮、モンゴル5カ国の書道や絵画の作品300点以上を展示しました。

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