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「一帯一路」は国際的発展モデル変革への道筋
2018-08-29 12:38:24   From:cri   コメント:0 クリック:

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 習近平国家主席は、2013年の9月と10月にカザフスタンおよびインドネシアを訪れ、「シルクロード経済帯」ならびに「21世紀の海上シルクロード」の構築を提案した。そして、「一帯一路」の提唱から5年になるのに合わせて北京で開かれた座談会で、「『一帯一路』は変わりゆくグローバル・ガバナンスに順応し、支え合いや権利と責任を分かち合う運命共同体を表したものだ。こうした変革に新たな道筋やアイデアを示している」と述べました。

 この話は、「一帯一路」の現実と歴史的な意義を深く表したものであり、中国と全世界との経済協力だけでなく、グローバル・ガバナンスの変革や人類運命共同体の構築を進めるものだということである。現在、合わせて100以上の国や国際組織が「一帯一路」の建設を支持し、参加しており、中国とこれら関係国との貨物貿易総額は累積で5兆ドルを超えている。そして対外直接投資は600億ドルを超え、現地に20万人以上の雇用をもたらした。そして「一帯一路」は、国連総会や安保理の決議にも加えられ、国際的に認められている。

 「一帯一路」は、グローバル・ガバナンスの変革に向けて「ともに話し合い、建設し、シェアする」という理念を与えている。世界で貿易摩擦や関税問題がエスカレートしつつあり、経済のグローバル化や多国間体制に逆風が吹き、これまでの発展やガバナンスでは国際的な政治や経済の枠組みの変化に対応し切れない。人類が発展していく中での、平和や発展、グローバル・ガバナンスへのマイナス部分を解消していくには、その「ともに話し合い、建設し、シェアする」理念の中から答えを求めるべきである。

 まず話し合い、すなわち何事もみんなで相談するというのは、「平等」という今のグローバル・ガバナンスを充分に表したものである。「一帯一路」はこの原則を強調しており、アジアインフラ投資銀行(AIIB)やシルクロード基金を設立して、成長を求める沿線各国の訴えを充分に尊重した上で発展を探り、すべての国が平等な発言権を持ち発展していくことを中国は支持していきたい。

 そしてともに建設、これは「開放」という今のグローバル・ガバナンスを充分に表したものである。「一帯一路」について習主席は、経済協力であって政治連盟や軍事同盟ではなく、また開放的なものであって囲い込みや「中国クラブ」などといったものではないと改めて強調している。さらにイデオロギーで一線を画したり、つぶし合いをしたりせず、希望さえすれば中国はどの国も歓迎すると示している。

 そしてシェア、つまり発展の成果を各国でシェアするのは、「恩恵供与」という今のグローバル・ガバナンスを充分に表したものである。習主席これまで、「一帯一路」を提唱したのは中国であるが、チャンスや成果は世界のものであると幾度も表明している。このところ習主席は演説の中で、「一帯一路」という人々の生活に関わるプロジェクトを進めて行けば、沿線各国国民に最大限の福祉をもたらせると強く主張している。

 この5年間、「一帯一路」により、世界的な経済協力が進んでいるほか、グローバル・ガバナンスの改善への探索も進んでいる。次なるステップについて習主席は、質の高い発展へと方向を変えていき、目に見える成果をもたらしていきたいと述べている。関係各方面が「ともに話し合い、建設し、シェアする」という原則を守り続ければ、「一帯一路」は世界や各国の国民に更なる達成感をもたらし、グローバル・ガバナンスの改善へ新たなエネルギーを注ぎこむであろう。

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