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中国の知財保護に進展、国際協力を強化へ
2018-09-25 15:12:53   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

 国際ビジネス知的財産権2018フォーラムが18日、北京市で開かれた。国内外の出席者は、中国が知的財産権分野で発揮する力が日増しに強化されていると判断した。中国と海外は知的財産権の交流・協力をさらに強化し、国内外の各種市場主体と革新主体に向けより良い経営環境を構築する。

 

 中国の知的財産権保護、大きな成果を手にする

 

 公安部、商務部、海関(税関)総署など、多くの部・委員会の関係者が発言した。

 

 商務部条法司の蒋成副司長によると、改革開放から40年に渡り、中国は短期間内に非常に整った知的財産権法律体制を構築した。これについて世界知的所有権機関(WIPO)の関係者は「これは世界の知的財産権の発展の歴史において唯一のことだ」と評価したことがある。中国はほぼすべての知的財産権公約・条約に加わっており、立法により国際的な義務を積極的に履行している。

 

 国家知識産権局保護協調司の張志成司長は、次の一連のデータを列挙した。各クラスの裁判所は過去5年間で、知的財産権民事一審案件を63万1000件受理し、60万9000件を結審した。北京市、上海市、広州市の知的財産権裁判所は2017年に、民事・行政案件を前年同期比54.61%増の計2万6000件以上受理した。結審は51.93%増の2万2000件以上で、結審率は84.77%。「これは知的財産権の司法保護のリーダーシップが引き続き強化されていることを示した」

 

 知的財産権をめぐる犯罪撲滅について、公安部門も力を入れている。公安部経済犯罪調査局の張景利副局長によると、中国公安機関がこの10年に渡り捜査・解決した知的財産権侵害案件及び関連する偽造品・粗悪品案件は22万件以上にのぼり、金額にして1500億元以上。累計で205億元の経済損失を取り戻した。


 一連の措置も大きな成果を手にした。国家市場監督管理総局司法検査局の王勝利副局長は関連調査データを挙げ、中国の知的財産権保護の社会満足度が2012年の63.69ポイントから2017年の76.69ポイントに上昇したと述べた。外資系企業と合弁企業の満足度はいずれも全体的な満足度を上回った。世界銀行がこのほど発表した2018年経営環境報告によると、中国の経営環境の順位はこの5年間で18位浮上した。

 

 国際商業会議所(ICC)知的財産権委員会の委員長は「中国は知的財産権の重要な力を認識しており、これを国家発展戦略の一部としている。中国の新たな特許出願、実用新案、商標・設計の数の増加も驚異的だ」と述べた。データによると、米国人は2017年に中国発明特許を3万1094件、日本人は2万3679件取得し、1、2位となった。

 

 国際協力の掘り下げ

 

 蒋氏によると、中国が締結している多くの自由貿易協定には、知的財産権の内容が盛り込まれている。締約各国に知的財産権保護の国際法枠組みを提供した。

 

 王氏によると、中国は長年に渡り中米・中欧・中露・中日などの二国間の知的財産権交渉・交流協力を行っている。海関総署と公安部門は国際刑事警察機構など関連機関・組織と共に、多層的な法執行協力を展開し、国を跨ぐ犯罪行為を効果的に撲滅している。

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