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中国人の日本での「爆買い」減退 ディープ観光と文化体験が人気
2018-10-08 17:00:57   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

報告によると、国慶節の連休、中国人の海外旅行先で日本が一番人気となった。近年、日本を訪れる中国人観光客は増加傾向にあり、旅行スタイルにも変化が現れている。

 

 「爆買い」は日本で大量に買い物をする中国人観光客がもとで数年前に生まれた言葉である。中国人観光客が東京の銀座などの繁華街で大きなスーツケースを引いたり、便座を抱えたりする姿が頻繁に報じられた。しかし近年、このような報道が減少していることから、「爆買い」はヒートダウンしているとわかる。

 

 昨年の国慶節の連休、日本のフリーライターの中島恵氏は東京の中国人観光客が減少していることを感じていた。当時偶然会ったある中国人女性店主は彼女に対し、「そうではない。最近は中国人観光客の外見が日本人と変わらなくなり、教養があり静かで、東京の風景に馴染んでいる」と話した。

 

 今年の国慶節の連休、記者が東京の銀座や秋葉原などの中国人観光客が好きな買い物スポットを取材したところ、以前と比べて荷物を抱えて買い物をする中国人観光客がかなり減ったという印象を受けた。

 

 北京から東京観光に訪れた崔楠さんは「文化体験」を主な目的とし、東京国立博物館、東京都写真美術館、蔦屋書店などの文化施設を日程に組み込み、写真愛好家である彼は80年以上の歴史を有する築地魚市場に行き撮影を楽しんだ。「今回の日本旅行の最大の収穫は文化の差を体験できたこと。京都や大阪などの日本の伝統文化が残っている場所にも行きたい」と崔楠さんは話す。

 

 北海道在住の王姝さんは日本で生活して10年になる。中日間の貿易に長年携わる彼女は自身の観察を通し、「『非誠勿擾』などの映画作品の影響で、多くの中国人観光客にこの天然の優れた場所が知られ、東京や大阪などの大都市より人口が少なくて風景が美しい北海道は中国人観光客から人気がある。北海道のリピーターは多く、フリー観光が特に多い。毎回違う場所に長期滞在し、また別の場所に行くというディープ観光が増えている」と話した。

 

 三重県観光局海外誘客課の松本将課長はインタビューに対し、「ここ数年、三重県を訪れる外国人観光客の中で中国人は最も多く、昨年は約40%を占めた」と述べた。

 

 東京や大阪などの人気観光地と比べて、三重県は中国人観光客にそれほど知られていない。松本氏は、「各地にそれぞれの特徴があるうえに、日本は交通も発達しており、人気観光地と周辺地区を合わせて観光するというスタイルが近年流行している。三重県は大阪、京都、名古屋から近く、食材の面では松阪牛や伊勢海老など、文化の面では伊賀の忍者文化や伊勢神宮などが体験する価値がある。中国人観光客の理解が深まるにつれ、これらの場所も人気を集めるようになるだろう」と話した。

 

 日本龍之昇中文台の責任者の祺祺氏は中日文化交流活動を頻繁に行っている。彼女は、「日本の一部地域は中国古代の文化と技術を完全に伝承しており、中国が参考にできる面も多い。文化体験をする旅行者は増えており、多くの中国人観光客が高学歴または中日文化に詳しい人にガイドを頼み、観光しながら知識を増やしている」と述べた。

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