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東風41型ミサイルは国慶節軍事パレードに登場するか
2019-09-01 14:40:42   From:   コメント:0 クリック:

  中国は29日、10月1日に中華人民共和国成立70周年祝賀行事を行うと正式に発表した。いくつかの外国メディアは今回の軍事パレードの規模

 

  中国は29日、10月1日に中華人民共和国成立70周年祝賀行事を行うと正式に発表した。いくつかの外国メディアは今回の軍事パレードの規模を際立たせて報道し、登場する可能性のある先進的兵器を予想してもいる。中でも注目されるのが大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風(DF)41」だ。東風41の射程に基づき、その攻撃目標を推測する外国メディアはさらに多い。環球時報が伝えた。

近年ネット上では東風41に関する「伝説」が後を絶たない。東風41は射程1万4000キロメートル、約10個の弾頭を搭載できるMIRVで、地球上のどこにでも打ち込むことができるとの認識で外部は一致している。中国のロケット軍で射程最長のミサイルである東風41は正確度も機動性も一流水準に達しており、中国の軍事技術における革命的飛躍であるとも分析される。また、東風41の配備によって中国は戦略的抑止力と総合的国防力が高まると分析される。

西側の一部専門家が東風41の射程に基づき攻撃目標を推測するのは、すぐに自分と結びつけて考える思考傾向によるものに他ならず、逆に自国軍の中国に対する敵意を露呈する形となっている。一国の能力は確かに重要だが、より重要なのはそれをどう用いるのか、いつ用いるのか、誰を念頭に置いて用いるのかということだ。こうした遠距離ミサイルを製造できるか否かは1つの能力であり、ある目標を念頭に置くのは1つの意図だ。中国が遂行しているのは防御的国防政策であり、核戦略において防御、自衛、そして「相手の後から打って出て相手を制する」原則を堅持している。東風41を増やしたからといって、中国がこうした政策を変更することはない。

戦略的抑止兵器である東風41が正式に配備されれば、明確で断固たる国家の力と意志がはっきりと示される。とりわけ国際情勢が動揺し不安定で、地域的にも世界的にも常軌を逸した企みを抱く者の出現が避けがたい現在、中国の戦略的抑止力は中国及び世界全体の安全に決定的影響を及ぼす。

中国ネットユーザーの熱い議論を見ると、東風41の登場を期待する書き込みが盛り上がっている。こうした心情は理解できる。だが、中国の国防力は総合的能力であり、今回東風41が登場しようとしまいと、「中国の戦略能力は強大」という外部の基本認識への影響はない。実際には、中国は軍事パレードのたびに新装備を披露することで国防力を顕示している。今回の軍事パレードもこの精神を体現するだろう。今年の国慶節軍事パレードは過去70年間の国防・軍隊建設の偉大な成果を集中的に示すものだ。こうした成果は総合的国力を基礎に築かれたものであり、国力の高まりに伴い必ず高まるものでもある。

事実に即して語ると、中国の新型兵器発展は依然として押し上げるべき段階にあり、多くの分野で中国の軍事力は国家の国際的地位、直面する試練、及び中国軍の担う責任とまだ完全には見合っていない。われわれは戦略的抑止力をさらに高める必要がある。東風41をめぐる大きな関心は、中国が一層の戦略的主導性を自らの手中に収めるうえで、軍事力の質の高い向上が非常に助けになることを物語っている。

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