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車両排気ガス汚染が都市部大気汚染最大の原因に
2011-12-22 15:05:42   From:   コメント:0 クリック:

【新華社北京12月20日】中国は2年連続で世界最大の自動車製造販売国となり、車両による環境汚染が一段と厳しさを増し、都市部の大気汚染を...


 

【新華社北京12月20日】中国は2年連続で世界最大の自動車製造販売国となり、車両による環境汚染が一段と厳しさを増し、都市部の大気汚染をもたらす最も深刻な問題、最も緊急に解決しなければならない問題の一つとなっている。先ごろ発表された今年の「中国の車両汚染防止に関する年報」で明らかにされた。

  年報は次のように指摘した。中国の都市部では、煤煙汚染と車両排気ガス汚染による複合的なみられるようになっている。一部の地域では、もや、酸性雨、光化学スモッグなど地域的な大気汚染が頻繁に発生しており、これらの問題は排気ガスと密接にかかわっている。車両の多くは人口密集区域を走るので、排気ガスは住民の健康に直接的な影響を与えている。統計データによると、全国の車両排気ガスの汚染物質排出量は昨年、5226万8000トンに達した。内訳は窒素酸化物が599万4000トン、炭化水素化合物が487万2000トン、一酸化炭素が4080万4000トン、粒子状物質が59万8000トンで、そのうち自動車から排出される窒素酸化物と粒子状物質は全体の85%を超え、炭化水素と一酸化炭素は70%を超える。

  「年報」によると、第11次5カ年計画(2006~2010年)期間中、中国の車両保有台数は年平均10%の割合で増え、1億1800万台から1億9000万台に増加した。そのうち自動車保有台数は年平均150%増え、3088万台から7721万7000台に増加した。2005年から2010年までの間に全国の車両保有台数は60・9%増加したが、汚染物質の排出量は6・4%増加しただけだった。また自動車保有台数は150%増加したが、汚染物質の排出量は7・4%増加したにすぎなかった。

  環境保護省の陶徳田報道官は次のように表明した。今後は対策を強化し、車両の窒素酸化物の排出総量規制を全面的に実施し、車両の生産、利用のすべての過程において環境監督管理を強化していく。また関係機関と緊密に協力し、産業発展計画、都市公共交通、クリーンエネルギーの供給などの分野で総合的な対策を講じ、車両、燃料、道路の改善に並行して取り組み、排気ガスによる大気への影響をできる限り減らしていく。 

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