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アジア太平洋リバランス、深みにはまる日本
2016-04-07 13:34:06   From:中国網日本語版   コメント:0 クリック:

米国とフィリピンの32回目となる合同軍事演習「バリカタン」が、今月4日から15日にかけて実施される。日本はオブザーバーとして参加し、注
米国とフィリピンの32回目となる合同軍事演習「バリカタン」が、今月4日から15日にかけて実施される。日本はオブザーバーとして参加し、注目を集めている。軍事演習の内容と目的はテロ対策から領土防衛に移り変わり、内容もますます敏感になっている。隣国の日本も、深みにはまっている。

米国は2011年にアジア太平洋リバランス戦略を発表すると、同演習に他国を巻き込もうとしてきた。米比合同演習の性質と重視する内容にも、大きな変化が生じた。

これまで同演習はテロ対策、海賊撲滅、フィリピンの反政府武装組織の取り締まりなどを目的としていた。近年の内容は、海洋係争および領土防衛に重点を置き、演習エリアも敏感な地域に近づいている。今年はさらに、「離島奪還訓練」が追加された。これは米軍のアジア太平洋回帰、南中国海への介入の強いシグナルと分析されている。

2012年4月の同演習において、米比は初めて一部のASEAN諸国、および日韓豪など米国のアジア太平洋における同盟国を招待した。2013年には、オーストラリア、ブルネイ、日本、韓国、タイが、海上安全ラウンドテーブルに代表者を派遣した。

オーストラリアは2015年に、米比を除き合同演習に参加する第三国になった。ベトナム、韓国、日本など7カ国も招待を受け、演習を視察した。日本は今年、オブザーバーとして参加している。

先ほど集団的自衛権の行使を容認する安保法を施行した日本は、米比による合同演習にオブザーバー以上のものを期待している。米国防総省の南アジア・東アジア事業の担当者は、「日本はさらなる参与を求めている」と話した。日比両国は、自衛隊員をフィリピン国内で活動させる法的地位を規定する協定の調印に向け、交渉を進めている。調印されれば、自衛隊は正式に米比の合同演習に参加できる。

日比はこの1年に渡り、軍事面で頻繁に交流し、関係を強化してきた。両国は昨年、フィリピンのマニラ湾とスービック湾の間の海域で、初の海上合同演習を実施した。海上自衛隊は最大級のヘリ搭載護衛艦「いせ」を、今月下旬にルソン島のスービック湾に初寄港させ、米比両海軍と合同演習を実施する方向で調整している。

日本はオブザーバーという身分を改め、米比の合同演習に正式に参加することになりそうだ。日本は米国のアジア太平洋リバランス戦略で、深みにはまろうとしている。

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