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沢井製薬、米後発薬に参入 4品目申請、まず17年に発売
2016-05-27 09:18:38   From:日本経済新聞   コメント:0 クリック:

  沢井製薬は米国の後発薬市場に参入する。まず2017年に高脂血症治療薬を発売し、18年3月期までに米市場で合計4品目の販売を申請する。米国の後発薬市場は年10兆円程度。日本の10倍規模で需要増も見込める。専業で手掛ける国内後発薬市場は堅調だが、長期的には人口減に見舞われる。大市場の米国で海外展開への布石を打つ。

 沢井製薬は今年夏にも18年3月期までの中期経営計画を見直す方針で米市場参入が成長戦略の柱になる。国内の後発薬専業大手が米国に参入するのは沢井が初めてとなる。18年をメドに米国の新薬市場参入を表明している日医工よりも早期に後発薬で進出する。

 米国では米食品医薬品局(FDA)で高脂血症治療の後発薬「ピタバスタチン」の販売承認を目指しており、17年4~9月にも発売できる見通しだ。米国では新薬の特許切れ後、最初に後発薬の販売を申請した企業が半年程度、独占販売権を持てるため一定の収益を得られると判断した。

 年内にも2つ目の製品の販売を申請。18年3月期までにピタバスタチンのほかに3品目を申請する。販売は現地企業に委託するが、沢井光郎社長は「将来は自社販売も視野に入れる」としている。市場の反応を見ながら品目を徐々に増やす。錠剤を日本の工場で製造し、米国に輸出する。

 日本では厚生労働省が昨年6月、現在5割超の後発薬の普及率を80%にする目標達成時期を、当初の20年度末から18年度~20年度末に前倒しした。これを受けて沢井は増産を進める。

 これまでは18年3月期までに440億円を投じ、年間生産能力を16年3月期比37%増やして155億錠にする予定だった。この計画をさらに引き上げ、関東工場(千葉県茂原市)などで設備投資を積み増す。沢井は中期計画で18年3月期の連結売上高1470億円を目標としている。米国進出や国内増産により上方修正するとみられる。


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